GPT-4oといっしょに作ったLinux入門ガイド【アプリケーション負荷調査編】
はじめに
話題に事欠かない生成AI界隈ですが、最近リリースされたGPT-4oにLinuxの負荷調査ガイドを作ってもらいました。
経験的にはお決まりのパターンはあるのですが、いまどきのもっと便利な方法はないかというときに体系的にまとめてくれるのが生成AIのいいところですね。
あと、「Zipkin」なんかは聞いたこともなかったですが、なかなか面白そうなので今度調べてみようと思います。
以下、GPT-4oが作ってくれたガイドです。
※AIはたまに嘘を付きますのでその点はご了承ください。
Advanced Techniques for Investigating Application Load
Overview
アプリケーションの負荷を詳細に調査するためには、システム全体のリソース利用状況を監視し、特定のアプリケーションの動作をプロファイルする必要があります。以下では、アプリケーションの負荷を調査するための高度な技術とツールについて説明します。
Performance Monitoring Tools
パフォーマンス監視ツールを使用してアプリケーションの負荷を調査します。
top
and htop
Using top
およびhtop
を使用してシステム全体のリソース使用状況を確認します。
-
top
の実行:$ top
-
htop
のインストールと実行:$ sudo apt install htop $ htop
atop
Using atop
を使用してシステム全体のリソース使用状況を詳細に監視します。
-
atop
のインストール:$ sudo apt install atop
-
atop
の実行:$ sudo atop
nmon
Using nmon
を使用してシステムのパフォーマンスをリアルタイムで監視します。
-
nmon
のインストール:$ sudo apt install nmon
-
nmon
の実行:$ nmon
Application Profiling Tools
アプリケーションのプロファイリングツールを使用して、詳細な負荷情報を取得します。
strace
Using strace
を使用してシステムコールのトレースを行います。
-
strace
のインストール:$ sudo apt install strace
-
特定のプロセスのシステムコールをトレース:
$ strace -p <PID>
-
コマンドのシステムコールをトレース:
$ strace -o output.txt -c ls
lsof
Using lsof
を使用してファイルディスクリプタの使用状況を確認します。
-
lsof
のインストール:$ sudo apt install lsof
-
特定のプロセスのファイルディスクリプタを確認:
$ lsof -p <PID>
-
特定のポートを使用しているプロセスを確認:
$ lsof -i :80
perf
Using perf
を使用してアプリケーションのパフォーマンスをプロファイルします。
-
perf
のインストール:$ sudo apt install linux-tools-common linux-tools-generic
-
プロファイリングの実行:
$ sudo perf record -a -g
-
プロファイルデータの解析:
$ sudo perf report
Application Load Testing Tools
アプリケーションの負荷テストツールを使用して、実際の負荷をシミュレートします。
Apache JMeter
Using Apache JMeter
を使用してWebアプリケーションの負荷テストを行います。
-
JMeter
のインストール:$ sudo apt install jmeter
-
JMeter
の起動:$ jmeter
-
テストプランの作成:
JMeter
GUIでテストプランを作成し、Webアプリケーションの負荷テストを実施します。
Siege
Using Siege
を使用してWebサーバーの負荷テストを行います。
-
Siege
のインストール:$ sudo apt install siege
-
負荷テストの実行:
$ siege -c 10 -t 1M <http://yourserver.com>
Locust
Using Locust
を使用してPythonベースの負荷テストを行います。
-
Locust
のインストール:$ sudo pip install locust
-
負荷テストスクリプトの作成:
from locust import HttpUser, TaskSet, task class UserBehavior(TaskSet): @task(1) def index(self): self.client.get("/") class WebsiteUser(HttpUser): tasks = [UserBehavior] min_wait = 5000 max_wait = 9000
-
負荷テストの実行:
$ locust -f locustfile.py --host=http://yourserver.com
Analyzing Application Logs
アプリケーションログを解析して、負荷の原因を特定します。
grep
and awk
Using grep
およびawk
を使用してログファイルを解析します。
-
ログファイルから特定のパターンを抽出:
$ grep "ERROR" /var/log/application.log
-
ログファイルを解析して統計情報を生成:
$ awk '{print $1}' /var/log/application.log | sort | uniq -c | sort -nr
ELK Stack
Using ELKスタック
を使用してログを集中管理し、可視化します。
-
ELKスタック
のインストール:$ sudo apt install elasticsearch logstash kibana
-
Logstashの設定:
$ sudo nano /etc/logstash/conf.d/logstash.conf
設定例:
input { file { path => "/var/log/application.log" start_position => "beginning" } } output { elasticsearch { hosts => ["localhost:9200"] } }
-
Kibanaの起動:
$ sudo systemctl start kibana $ sudo systemctl enable kibana
Using Distributed Tracing
分散トレーシングを使用して、マイクロサービスアーキテクチャにおける負荷を詳細に解析します。
Jaeger
Using Jaeger
を使用した分散トレーシングの実施。
-
Jaeger
のインストール:$ sudo apt install jaeger
-
トレースデータの収集と可視化:
Jaeger
UIを使用してトレースデータを分析します。
Zipkin
Using Zipkin
を使用した分散トレーシングの実施。
-
Zipkin
のインストール:$ sudo apt install zipkin
-
トレースデータの収集と可視化:
Zipkin
UIを使用してトレースデータを分析します。
Conclusion
この章では、アプリケーションの負荷を詳細に調査するための高度な技術とツールについて説明しました。パフォーマンス監視ツール、プロファイリングツール、負荷テストツール、ログ解析、分散トレーシングなど、多岐にわたる技術を駆使して、アプリケーションの負荷の原因を特定し、最適化する方法を学びました。これらの技術を実践することで、アプリケーションのパフォーマンスと信頼性を大幅に向上させることができます。
コメント
ここまでが負荷調査ガイドでここからはパフォーマンスのモニタリングとチューニングガイドです。
Advanced Performance Monitoring and Tuning
Advanced Performance Monitoring Tools
高度なパフォーマンス監視ツールの使用方法について説明します。
perf
カーネルおよびアプリケーションのプロファイリング。
-
perf
のインストール:$ sudo apt install linux-tools-common linux-tools-generic
-
プロファイリングの実行:
$ sudo perf record -a -g
-
プロファイルデータの解析:
$ sudo perf report
bpftrace
eBPFを使用したカーネルレベルのパフォーマンス解析。
-
bpftrace
のインストール:$ sudo apt install bpftrace
-
シンプルなスクリプトの実行:
$ sudo bpftrace -e 'tracepoint:syscalls:sys_enter_execve { printf("%s\\n", comm); }'
SystemTap
動的トレースツールであるSystemTapの使用方法。
-
SystemTap
のインストール:$ sudo apt install systemtap systemtap-runtime
-
スクリプトの実行:
$ sudo stap -e 'probe kernel.function("do_sys_open") { printf("process %s called open()\\n", execname()); }'
CPU Performance Tuning
CPUのパフォーマンスチューニングについて説明します。
CPU Isolation
特定のCPUコアを隔離して高パフォーマンスを実現。
-
/etc/default/grub
の編集:$ sudo nano /etc/default/grub
設定例:
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="isolcpus=2,3"
-
GRUB設定の更新と再起動:
$ sudo update-grub $ sudo reboot
CPU Pinning
特定のCPUコアにプロセスを固定。
-
taskset
コマンドの使用:$ sudo taskset -c 0,1 command
Memory Performance Tuning
メモリのパフォーマンスチューニングについて説明します。
HugePages
メモリ管理を最適化するためのHugePagesの設定。
-
HugePagesの設定:
$ sudo sysctl -w vm.nr_hugepages=128 $ echo "vm.nr_hugepages=128" | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
NUMA
NUMAアーキテクチャの最適化。
-
numactl
コマンドの使用:$ sudo apt install numactl $ numactl --hardware
-
特定のNUMAノードにプロセスを割り当て:
$ numactl --cpunodebind=0 --membind=0 command
Disk I/O Performance Tuning
ディスクI/Oのパフォーマンスチューニングについて説明します。
Tuning I/O Scheduler
I/Oスケジューラの調整。
-
スケジューラの確認と設定:
$ cat /sys/block/sda/queue/scheduler $ echo noop | sudo tee /sys/block/sda/queue/scheduler
Tuning Filesystems
ファイルシステムの調整。
-
tune2fs
を使用した設定変更:$ sudo tune2fs -o journal_data_writeback /dev/sda1
Network Performance Tuning
ネットワークのパフォーマンスチューニングについて説明します。
Network Interface Tuning
ネットワークインターフェースの調整。
-
ネットワークインターフェースの設定:
$ sudo ethtool -G eth0 rx 4096 tx 4096
-
インターフェースキューの調整:
$ sudo ethtool -L eth0 combined 4
TCP/IP Stack Tuning
TCP/IPスタックの調整。
-
/etc/sysctl.conf
の編集:$ sudo nano /etc/sysctl.conf
設定例:
net.core.netdev_max_backlog = 5000 net.core.rmem_max = 16777216 net.core.wmem_max = 16777216 net.ipv4.tcp_rmem = 4096 87380 16777216 net.ipv4.tcp_wmem = 4096 65536 16777216 net.ipv4.tcp_congestion_control = bbr
-
設定の適用:
$ sudo sysctl -p
Application Performance Tuning
アプリケーションのパフォーマンスチューニングについて説明します。
Database Optimization
データベースのパフォーマンスチューニング。
-
MySQLの設定:
$ sudo nano /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
設定例:
[mysqld] innodb_buffer_pool_size = 2G query_cache_size = 128M
-
PostgreSQLの設定:
$ sudo nano /etc/postgresql/12/main/postgresql.conf
設定例:
shared_buffers = 512MB work_mem = 128MB
Web Server Optimization
Webサーバーのパフォーマンスチューニング。
-
Apacheの設定:
$ sudo nano /etc/apache2/apache2.conf
設定例:
KeepAlive On MaxKeepAliveRequests 200 KeepAliveTimeout 2
-
Nginxの設定:
$ sudo nano /etc/nginx/nginx.conf
設定例:
worker_processes auto; worker_connections 2048; keepalive_timeout 65;
Monitoring and Profiling Tools
監視とプロファイリングツールの高度な使用方法について説明します。
Prometheus and Grafana
PrometheusとGrafanaを使用した高度な監視。
-
Prometheusのインストール:
$ sudo apt install prometheus
-
Grafanaのインストール:
$ sudo apt install grafana
-
Prometheusの設定:
$ sudo nano /etc/prometheus/prometheus.yml
設定例:
scrape_configs: - job_name: 'node' static_configs: - targets: ['localhost:9090']
-
Grafanaの起動:
$ sudo systemctl start grafana-server $ sudo systemctl enable grafana-server
ELK Stack
ELKスタック(Elasticsearch、Logstash、Kibana)を使用したログの集中管理。
-
Elasticsearchのインストール:
$ sudo apt install elasticsearch
-
Logstashのインストール:
$ sudo apt install logstash
-
Kibanaのインストール:
$ sudo apt install kibana
-
Logstashの設定:
$ sudo nano /etc/logstash/conf.d/logstash.conf
設定例:
input { file { path => "/var/log/syslog" start_position => "beginning" } } output { elasticsearch { hosts => ["localhost:9200"] } }
-
Kibanaの起動:
$ sudo systemctl start kibana $ sudo systemctl enable kibana
Conclusion
この章では、Linuxシステムの高度なパフォーマンス監視とチューニングについて詳しく説明しました。プロファイリングツール、CPU、メモリ、ディスクI/O、ネットワークのパフォーマンスチューニング、アプリケーションの最適化、PrometheusとGrafanaを使用した高度な監視、ELKスタックを使用したログ管理など、多岐にわたる技術を学びました。これらの技術を実践することで、Linuxシステムのパフォーマンスと効率を大幅に向上させることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか? まるで親切な相棒のように手取り足取り教えてくれました。
自分でまとめるのも大変なのでGPT-4oなど生成AIをうまく活用していきましょう。
Discussion