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アプリ開発日記ープロトタイプの構造と次のステップ

に公開

BlueBirdをどう形にしていくか

これまでの記事では、BlueBirdの誕生と世界観を紹介してきました。
第3回では、現在の仕組みと、今後どのように本格開発へ進めていくのかをまとめます。


現在のプロトタイプ(Google AI Studio)

今回のハッカソンでは、Google AI Studio(Gemini)を使って簡易的にBlueBirdを実装しました。

  • ユーザー投稿を要約
  • 青い鳥の「つぶやき」を生成
  • 要約結果を「日記ログ」として保存

最低限の体験を再現するために、UIは簡素にしています。
まだ「スズメのBot」や「オソナエモノ」などは一部イメージ段階ですが、青い鳥とのやりとりと日記化の流れは確認できました。

現行の構造

BlueBirdの基本的な構造は以下の通りです。

  1. チャット画面:ユーザーが投稿(最大1000文字)。
  2. AI処理:投稿を要約し、青い鳥の視点に変換。
  3. 日記ログ保存:要約を日記(DiaryNote)として残す。
  4. つぶやき生成:日記をもとに青い鳥の「つぶやき」を作成。
  5. タイムライン表示:青い鳥や他の鳥キャラのつぶやきを一覧表示。

これによって、ユーザーの投稿が「直接流れるSNS」ではなく、青い鳥を介したSNSになります。

今後の展望と具体的な方向性

本格開発に進める際は、次のような改善・追加を予定しています。

1. スズメのBot化

  • 現在は固定テキストで仮実装。
  • 今後は10種類のスズメプロフィールを用意し、LLMでランダムな日常会話を生成。
  • 「スズメの群れ」としてタイムラインをにぎやかす。

2. 軽量化と拡張性

  • Google AI Studio単体ではスケールや拡張に限界があるため、今後はFirebaseやSupabaseなどのバックエンドと連携し、Bot生成やデータ管理をAPI化する方向を検討しています。
  • 各鳥キャラクターの出力を分離し、Bot投稿はサーバー側でスケジュール生成。

3. データ蓄積と解析

  • 日記ログをユーザーごとに蓄積。
  • 感情タグや状態タグを付与して、ユーザーの変化を可視化。
  • 将来的には「おすすめのオソナエモノ」や「気づきの提示」に反映。

4. オソナエモノ機能の実装

  • 投稿履歴やスズメのヒントをトリガーに出現。
  • アイテムデータはDBに保持し、クーポンやがらくたをランダム生成。
  • タップ時に心理描写テキストを表示して「間接的なつながり感」を演出。

5. AIエージェントのマッチング

  • 直接的なマッチングは行わず、青い鳥同士が交流して間接的に情報を届ける仕組みを目指す。
  • 例:「似たテーマの日記を持つ青い鳥同士が反応し合い、その様子がユーザーにフィードバックされる」。
  • これを「青い鳥の森」として拡張予定。

まとめ

現在のBlueBirdは、Google AI Studioを使った簡易的なプロトタイプにすぎません。
それでも「ユーザー投稿 → 青い鳥の要約 → 日記ログ化 → つぶやき生成」という流れは確認できました。
今後は、スズメのBot化やオソナエモノ機能、データ蓄積による解析、そしてAIエージェント同士の交流に挑戦していきます。
無茶にもほどがある挑戦かもしれませんが、AIとともに、この世界を少しずつ形にしてみせます。

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