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[Rails]通知機能①(ポリモーフィック関連,コールバック)
ポリモーフィック関連（Polymorphic Association）
1つのテーブルが複数の異なるテーブルと関連を持てる仕組み。
通知機能（Notification）の場合、通知の対象が「コメント」だったり、「投稿」だったり、色々なもので通知する。
コメントも投稿もいいねもフォローも、通知する可能性がある。
この場合、post_id や comment_id など、各テーブルごとにカラムを作成する必要があるがけど、ポリモーフィック関連を使えば1つのカラムで複数のテーブルに対応できる。
以下、実装手順。
1. モデルとマイグレーションの作成
通知（Notification）モデルを作成
rails g model Notification user:references notifiable:polymorphic read:boolean
マイグレーションファイル
class CreateNotifications < ActiveRecord::Migration[6.1]
def change
create_table :notifications do |t|
t.references :user, null: false, foreign_key: true
# 注目！
t.references :notifiable, polymorphic: true, null: false # ポリモーフィック関連
t.boolean :read, default: false, null: false
t.timestamps
end
end
end
t.references :notifiable, polymorphic: trueによって
notifiable_id と notifiable_type の2つのカラムが自動で作成される。
| id | user_id | notifiable_id | notifiable_type | read |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 10 | "Post" | false |
| 2 | 2 | 5 | "Comment" | false |
t.integer :user_id
t.index :user_id
-
notifiable_id: 関連するデータのID（ Post や Comment の ID ） -
notifiable_type: 関連するテーブル名（"Post" や "Comment"）（どのモデル（テーブル）のデータか ）
2. モデルの設定
通知（Notification）モデル
class Notification < ApplicationRecord
belongs_to :user
belongs_to :notifiable, polymorphic: true
end
投稿（Post）モデル
class Post < ApplicationRecord
has_many :notifications, as: :notifiable, dependent: :destroy
end
コメント（Comment）モデル
class Comment < ApplicationRecord
has_many :notifications, as: :notifiable, dependent: :destroy
end
3. 通知の作成
コールバック（Callback）
ActiveRecord の特定のタイミングで自動的に処理を実行する仕組み。
レコードが作成・更新・削除された時、特定のメソッドを自動で実行できる。
コールバックは、ActiveRecordに元からある機能で、データを作成したり更新したりするタイミングで自動で行われる機能。
コールバックにはいくつか種類があって、それぞれ実行されるタイミングが異なる。
ActiveRecordとは
モデルは、ActiveRecord を継承している。
ActiveRecord
データベースとやりとりするための主要クラスで、以下の機能を持つ。
- データベースのCRUD操作（Create, Read, Update, Delete）
- SQL文の生成と実行
- バリデーションやコールバックのサポート
コールバックの種類
| 順序 | コールバック名 | 実行タイミング |
|---|---|---|
| 1 | before_validation |
バリデーション実行前 |
| 2 | after_validation |
バリデーション実行後 |
| 3 | before_save |
保存処理の実行前 |
| 4 | around_save |
保存処理の実行前後 |
| 5 | before_create |
新規作成時の保存処理前 |
| 6 | around_create |
新規作成時の保存処理前後 |
| 7 | after_create |
新規作成時の保存処理後 |
| 8 | after_save |
保存処理後（作成と更新両方で実行） |
| 9a | after_commit |
保存処理後（作成と更新両方で実行・ロールバックしない） |
| 9b | after_rollback |
ロールバック時に実行 |
今回は「いいね（Favorite）されたときに通知を作成する」という処理なので、「作成時のみ実行される」 after_create を使う。
下記は、本を作成したタイミングでフォローしているユーザーに通知するという流れ。
book.rb
after_create do
user.followers.each do |follower|
notifications.create(user_id: follower.id)
end
end
同時にいいね機能とフォロー・フォロワー機能の追加も進めてしまったので、今日はひとまずここまで！
参考文献
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