Ebitengine Weekly #5 - シェーダー共有サイト Kageland.com 始動!
本編の前に、Ebitengine Weekly について
Ebitengine Weekly では、Ebitengine に関するありとあらゆる話題を収集し、zenn 上で毎週お届けしています。発信場所としては
のような場所を使っていますので、フォローなどしていただけると幸いです。
Topics
Kageland.com 始動
Kage (Ebitengine 専用の Go っぽいシェーダー言語) のプログラムを共有できるサイト、Kageland.com が始動しました。要は shadertoy や GLSLSandbox などの Ebitengine バージョンです。それらのサービスと同様に、ブラウザ上でその場で書いて試せる上に、同じものをコピペしてデスクトップやモバイル向けのビルドでも使えてしまうというわけです。
例えば上記画像のシェーダーなら https://kageland.com/shader?id=eavDdlBCjc2c1M87Bl1TM からソースをコピペしたり、リミックスすることが可能です。[1]
もっとたくさん面白いシェーダーが投稿されるといろんな人の役に立つし盛り上がると思うので、ぜひ使ってみてください!
今投稿されているシェーダー
実は Kageland の取り組み自体はだいぶ前からあったのですが、discord でシェーダーの話題になった流れで作者の tomlister 氏に連絡をとって復活&ソースを公開してもらったものとなります。そのソースは以下です。
まだまだ公開したてのサービスなので、開発に興味のある方はぜひ discord への参加や Contribute をお願いします🙏
Ebitengine v2.7.2 リリース
Ebitengine v2.7.2 がリリースされました。ゲームパッド関連のバグが修正されています。
bitmapfont に簡体字/繁体字中国語追加
まだ正式リリース前なのですが、Ebitengine で簡単に使えるビットマップフォントを提供する bitmapfont パッケージに新たに簡体字/繁体字中国語が追加されました。通常の bitmapfont.Face
変数とは別に bitmapfont.FaceSC
(簡体字)、bitmapfont.FaceTC
(繁体字) 変数があるのでそれを使います。
取り込まれたのは Cubic-11 および Ark Pixel Font というフォントです。日本語フォントのM+ともいい感じにマッチしており使いやすいですね。
ぜひお試しください。bitmapfont を利用するには text/v2
を使う場合たったこれだけです。詳しくは私の記事をどうぞ。
import (
"github.com/hajimehoshi/ebiten/v2"
"github.com/hajimehoshi/ebiten/v2/text/v2"
"github.com/hajimehoshi/bitmapfont/v3"
)
var fontFace = text.NewGoXFace(bitmapfont.FaceTC)
func (g *game) Draw(screen *ebiten.Image) {
op := &text.DrawOptions{}
text.Draw(screen, "Hello, 世界!", fontFace, op)
}
ゲームエンジン一問一答
作者の星さんによる mond.how に届いたゲームエンジン開発に関する質問とその回答です。
Goでゲーム開発をする人の数はともかく、Go全体の人口はじわりじわりと増えていっている実感がありますし、その流れでゲームエンジンに詳しい人が増えて、Ebitengine のメンテナが増えるといいな...!!
Games
Astro Heart by quasilyte
Ebitengine製ゲーム Astro Heart が itch.io 上で公開されました。実は冒頭のブラウン管風シェーダーはこちらのゲームで採用されているのを見つけ、許可を得て転記させていただいたものです。ありがとうございます。ソースコードもこちらで公開されています。
来週の Ebitengine Weekly もお楽しみに!
最新情報や過去の記事はこちらからチェックいただけますので、ぜひフォローなどしてください🙏
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https://github.com/quasilyte/ld55-game/blob/master/assets/_data/shader/crt.go を私がdiscord上で許可を得て転記したものです。 ↩︎
Discussion