GithuCopilot Claudeで無料でMCPを触ってみる
目的
前日の株の騰落情報やニュースを拾って、主にトレンド系の株の情報を収集して、教えてくれるAIがいたらいいな、そう思っているとMCPサーバーがあればできるんじゃないか?と期待が湧いたので、MCPを調べてみる。
参考文献
やさしいMCP入門
MCPツールをClaudeデスクトップアプリで活用し日常タスクを自動化する方法
MCPってなんぞ?
Anthropicが開発したオープンプロトコル*、Google検索やデータベースなど外部のサービスに対して、AIが統一された方法でアクセスできる仕組み。
※オープンプロトコル= 通信規格やプロトコルを誰でも自由に利用できるように公開されている仕様。異なるメーカーの機器やシステムであっても、同じプロトコルを使用することで互いに通信できる
AIに対して、自然言語の質問をすれば、適切なツールを呼び出して、色んなことをしてくれる。
自然言語の質問を受けて、適切なツールを呼び出す。これにより、検索やファイル作成などが行える。
AIが色んなところに繋がるための統一規格なので、USBによく例えられているが、ドラえもんに例えるとわかりやすいらしい。やってみよう
「ドラえもん!しずかちゃんとデートに行きたいから、しずかちゃんの予定を抑えたいよ!」
「テレレレッテレー♪ GoogleカレンダーMCP!これでしずかちゃんのカレンダーを呼び出して、丸一日予定を抑えちゃおう(ダミ声)」
うん、わかりやすい!こんな感じで色々なMCP呼び出すんだな
2種類のMCP
MCPの使い方は主に2種類。1つがAIに対して外部知識を与えるRAG*的役割。
これにより、AIのトレーニングデータに無い情報でも、検索やデータベースを参照して新たな知識を追加できる
※RAG=「Retrieval Augmented Generation」(検索拡張生成) AIのトレーニングデータソース以外の信頼できる知識ベースを参照することで、AIを再トレーニングすることなく、特定の分野の知識を拡張できる。AIのモデルが古く、トレーニングデータが昭和か?ってくらい古い場合でも、RAGがあると、最新の情報を取得できるのが嬉しい。
もう1つが、Googleカレンダーやファイル作成など、外部のツールを操作をすることだ。
四次元ポケットから色々なMCPサーバーを取り出しては、色々なことをしてくれるようになる。便利!
MCPのイメージ
Anthropic公式より引用。
MCPサーバーという名前ではあるが、実態としては拡張機能・プラグイン のようなものらしい。
- MCPクライアント: ホストから、MCPサーバーへの接続をする(大体はホストの中に組み込まれる)
- MCPサーバー: AIが利用可能な「機能」や「データへのアクセス」を標準化されたインターフェース(MCP)で提供する。
- ローカルデータソース: MCPサーバーがアクセス可能なローカルの情報源
- リモートサービス: インターネット経由で接続できる外部のAPI(Google検索、Google Drive)
MCP動かしてみた(無料でできるよ!)
Anthropicの公式ドキュメントを参考に、MCPサーバーを動かしてみた。
成功すると、デスクトップでファイル作成・編集ができる。
ClaudeDesktopをインストール(Freeプランでも大丈夫です!)
ClaudeDesktopの設定を開き、DeveloperのEditConfigをクリック!!
Claude\claude_desktop_config.json をIDEで開き、以下のコードをペーストする。
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"D:\\Desktop"
]
}
}
その後、メニューから「Quit」を選択して、ClaudeDesktopを再起動する。
すると、「検索とツール」の中に、filesystemのMCPが追加されている。これでMCPを使う準備が整った。
あとは、「デスクトップに〇〇のファイルを追加して」など入力すると、AIがよしなにファイル作成をしてくれる。
え、これだけでできるの!? と正直驚いた。
VisualStudio Code & GithuCopilot でMCPを動かす
VisualStudioCodeのGithuCopilotでも同様にMCPを簡単に動かすことができる。
- VisualStudioCode-Insiders版をダウンロード(Insidersじゃないと駄目っぽい?)
- GithuCopilot にIDEからログイン
- GithuCopilotをAgentモードにする
- スパナマーク横のサーバーマークをクリック
5. 自動的に、ClaudeDesktopで作成されたMCPの設定を読み込んでくれる
これだけで、CopilotからもMCPを呼び出すことができる。
Brave検索MCPサーバーを動かす
最後に、AIが検索できるように、BraveのMCPサーバーを追加します
Githubを参考にしていきます。
といっても、追加するのはこれだけ。
claude_desktop_config.jsonに次のコードをコピペ。
APIKEYには、BraveでAPIキーを入力してください。(無料で1000回分の検索ができます!)
{
"mcpServers": {
"brave-search": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-brave-search"
],
"env": {
"BRAVE_API_KEY": "YOUR_API_KEY_HERE"
}
}
}
}
GithubCopilotに戻り、スパナマーク横のサーバーマークをクリックすると、MCP一覧にBraveが追加されています。
適当に〇〇を検索して、と入力するとこの通りしっかり検索されます。すげえ
おわりに
予想以上に簡単にMCPを動かすことができて驚いた。次はMCPサーバーの実装方法についても調べてみたいところ
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