私的GitHub Copilot利用ルール

2023/04/04に公開

背景

GitHub Copilotを使う上でルールを決めておくことにした。
理由は、GitHub Copilotを含む生成系AIにはライセンス問題などまだ状況に追いつけていない課題があるため、利用において悪意はないということを示しておくことを目的とする。

利用ルール

  1. GitHub Copilotを用いて実装した場合、そのコードは自身にオーナーシップがあるコードとして取り扱う。GitHub Copilotが提案したからといえどもGitHub Copilotに責任を押し付けるようなことは行わない。
  2. GitHub Copilotを用いて実装した場合、そのコードは他人が書いたコードだと考え見直しを行う。これは自身がオーナーであるコードに対してプルリクエストに対して同等の品質でコードレビューするという意図である。セキュリティ、プライバシー、コード品質といった観点で自身が持つ知識を最大限利用してレビューするという意図である。
  3. GitHub Copilotによって提案されたコードを採用する場合、原則そのままは採用しない。明らかなボイラープレートと判断した場合は提案を採用することがある。本題ではないが、これはコードをウェブサイトからコピーしてきた場合も同様の方針である。
  4. GitHub Copilotによって提案されたコードを参考にコードを書いた場合に、理解していない部分がある場合はこのコードを破棄する。本題ではないが、これはコードをウェブサイトからコピーしてきた場合も同様の方針である。これらのコードは自身が書いたコードであると責任を持てないためである。
  5. GitHub Copilotをライセンスロンダリングを目的として使う意図は一切ない。仮に何らかのライセンス侵害してしまっている場合、これは意図したことではない。その上で、著作者に対しては可能な限り誠意を持って対応する。ただし、著作者から悪意をある提案であった場合、無条件で受け入れたりするわけではない。ソフトウェア技術の発展に対して建設的であることを切に願う。
  6. GitHub Copilotの学習モデルとなる公開されたソースコードとその著作者に敬意を持って利用を行う。mまた、GitHub Copilotを使ったかどうかに限らず、自身のコードが社会に役立つように可能な範囲で努力を行う。これは可能な限り有用なソースコードを開示できるように務めソフトウェア技術の発展に役立てるよう努力と言い換えてもよい。
  7. GitHub Copilotをより安全に使える方法はないか模索しながら利用を行う。GitHub Copilotにすべきフィードバックは行いGitHub Copilot改善の助けになるように行動するように務める。
  8. GitHub Copilotを含むAIに関する動向を追いつづけ、問題があると判断した場合は利用を中止する。

第1版 2023-04-04

書いてから思ったけどGitHubで公開したほうが日付履歴がわかりやすく残ってよかったかもしれない。
現時点では思いついた点に関して記載しているのみである。考慮できていない点が多々あるかもしれない。

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