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MacでPostgreSQLをインストールする

2023/06/21に公開

はじめに

この記事では PostgreSQL をMacでインストールする方法を紹介します。

ここでは「DMGファイルからインストールする」と「Homebrewからインストールする」を扱います。コマンドに慣れてる人なら圧倒的に Homebrew を使うのが楽です。

DMGファイルからインストールする

下記の手順に沿ってインストールを実施してください。

公式ページにアクセスする

下記から公式ページのダウンロードページにアクセスしてください。
https://www.postgresql.org/download/

インストールするPCのOSを選択する(MacOSを選択する)

Download the installer をクリックする

PostgreSQLのバージョンを選択する

DMGファイル(postgresql-15.3-2-osx.dmg)をダブルクリックする

postgresql-15.3-2-osx.app をアプリケーションにドロップする

ドロップしたらダブルクリックして Macのパスワードを打ち込んで先に進んでください。

セットアップ画面で「NEXT」をクリックする

PostgreSQLの保存先を決める

デフォルトのままで「NEXT」をクリックしてください。

PostgreSQLと同時にインストールするコンポーネントを選択する

デフォルトの全て選択された状態で「NEXT」をクリックしてください。

データを保存先を決める

デフォルトのまま「NEXT」をクリックしてください。

スーパーユーザのパスワードを設定する

デフォルトで postgres という名前で作成されます。なお、スーパーユーザは、データベース内のアクセス制限をすべて変更することができるユーザーアカウントです。今回はデフォルトの postgres のままで設定します。

ポート番号を決める

デフォルトの5432のままで「NEXT」をクリックしてください。

ロケールを決める

環境に応じて設定してくれるのでデフォルトの[Default locale]のままで「NEXT」をクリックしてください。

確認画面で「NEXT」をクリックする

インストールを「NEXT」をクリックして開始する

セットアップが完了したのでFinishを押して終了してください。

Launch Stack Builderのチェックを入れて終了すると追加のツールをインストールできます。(Stack Builderの画面が立ち上がります。)

特別なことが無ければチェックを外してFinishで終了してください。

これで「インストーラーからインストールする」は完了です。

Homebrewからインストールする

Homebrewを確認してアップデートする

Terminal
$ brew --version
$ brew update
$ brew upgrade
$ brew cleanup # 不要な formulae を削除
# brew上で起動しているサービス一覧を確認する
$ brew services list

インストールできるpostgreSQLを確認する

Terminal
$ brew search postgresql

PostgreSQlをインストールする

※バージョンを指定する場合は @ 以降に確認したバージョンを記述する

Terminal
$ brew install postgresql

バージョンの確認をする

Terminal
$ psql --version

PostgreSQLを初期化する

PostgreSQLは、最初に初期化する必要がある場合もあります。

Terminal
$ initdb /usr/local/var/postgres -E utf8

これで「Homebrewからインストールする」は完了です。

PostgreSQLの動作確認をする

ここでは「DBの起動の一連の流れ」を扱います。

データーベースを起動する

Terminal
$ brew services start postgresql
Warning: Formula postgresql was renamed to postgresql@14.
==> Successfully started `postgresql@14` (label: homebrew.mxcl.postgresql@14)

データーベースの一覧を確認する

Ownerは、データーベースにログインする時に使用します。

Terminal
$ psql -l
# 以下は実行結果()
                               List of databases
    Name    |   Owner   | Encoding | Collate | Ctype |    Access privileges    
------------+-----------+----------+---------+-------+-------------------------
 postgres   | ***       | UTF8     | C       | C     | 
 template0  | ***       | UTF8     | C       | C     | =c/***      +
            |           |          |         |       | ***=CTc/***
 template1  | ***       | UTF8     | C       | C     | =c/***      +
            |           |          |         |       | ***=CTc/***

※ Owner で使用されている名前は、DBに接続する時にロール名として使用します。

PostgreSQLに接続する

PostgresSQLに接続するには psql -h ホスト名 -p ポート番号 -U ロール名 -d データベース名 を使用します。

Terminal
$ psql -h localhost -p 5432 -U *** -d postgres

デフォルトでは下記のように設定されている状態になっています。

名称 設定値 備考
ホスト名 localhost localhostの場合
ポート番号 5432 デフォルト
ロール名(ユーザー名) オーナー名 ※スーパーユーザー
データベース名 postgres デフォルト

※ スーパーユーザーは、データベース内のアクセス制限をすべて変更することができます

データーベースを作成する

Terminal
postgres=# CREATE DATABASE test;
# データーベース一覧を表示する
postgres=# \l
# データーベースを切り替える
postgres=# \c test

テーブルを作成する

Terminal
test=# CREATE TABLE Shohin
(
    shohin_id     CHAR(4)      NOT NULL,
    shohin_mei    VARCHAR(100) NOT NULL,
    shohin_bunrui VARCHAR(32)  NOT NULL,
    hanbai_tanka  INTEGER ,
    shiire_tanka  INTEGER ,
    torokubi      DATE ,
    PRIMARY KEY (shohin_id)
);

テーブルを挿入する

Terminal
test=# INSERT INTO Shohin VALUES ('0001', 'Tシャツ' ,'衣服', 1000, 500, '2009-09-20');

テーブル一覧を確認する

Terminal
test=# SELECT * FROM Shohin;
 shohin_id | shohin_mei | shohin_bunrui | hanbai_tanka | shiire_tanka |  torokubi  
-----------+------------+---------------+--------------+--------------+------------
 0001      | Tシャツ    | 衣服          |         1000 |          500 | 2009-09-20
(1 row)

データーベースを削除する

Terminal
# DBを postgres に切り替え
test=# \c postgres
# データーベースを削除する
postgres=# DROP DATABASE test;
# データベース一覧を確認する
postgres=# \l

一覧から test が消えていればOKです。

PostgresSQLの接続を終了する

PostgresSQLの接続を終了するには \q コマンドを使用します。

Terminal
postgres=# \q

データーベースの接続を終了する

DBの接続を終了するには下記のコマンドを使用します。

Terminal
postgres=# brew services stop postgresql

まとめ

環境によって構築の手順は左右されることから「インストーラーからインストールする」と「Homebrewからインストールする」の異なるインストール方法をご紹介させていただきました。プロジェクトの指示に従ってどちらかの手順でインストールしていただければ良いと思います。

使い方や権限設定など詳しいことを知りたい方は下記の記事がお勧めです。
https://zero-cheese.com/1028/

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