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[EmberGen] Smiulation ノード詳細

2024/03/06に公開

Simulation

シュミレーションノードは描画周りの設定や処理負荷等に関連する設定を行います。

Smiulation size

・Current size:現在のバウンティーボックスサイズ
・Voxel count:空間の各辺サイズ
・Voxel size:空間のサイズ倍率
・Upscaling:高解像度処理指定で、シュミレーションは大きくなるが元の形状は維持される(倍率につれ使用するメモリの増加するので注意)

上記項目に変更があった場合、こちらのボタンで確定する。過剰な負荷の増減を防ぐためだと思います
・Fast upscaler:低解像度からでも大まかなアップスケーリングを行う
・Zero position on X:処理空間のX軸のゼロ位置
・Zero position on Y:処理空間のY軸のゼロ位置
・Zero position on Z:処理空間のZ軸のゼロ位置

Smiulation

・Simulation mode:シュミレーションモード燃焼モードとカラースモークモードの選択

黒茶スモークとオレンジ炎

オレンジスモーク、Emitterで設定できます
・Velocity advection method:粒子に掛かる分散の力の状態
・Voxel advection method:発生源から加わる力の状態
・Advection accuracy:移流に加わる力の方向、1次.2次.4次の指定
・Advection offset:指定した方向に徐々に力を加える
・Disable sticky colliders:コリジョン適応ON/OFF
・Projection quality:影の解像度モード強弱設定
・Multigrid cycle:影描写の演算間隔値
・Solver iteration:粗い描画箇所の反復演算回数
・Pre-smooth iteration:水平に掛かる力の反復演算回数
・Post-smoothing iteration:垂直に掛かる力の反復演算回数
・Correction iteration:余韻部分の反復演算回数
(*連続で計算する処理の値を指定しているので、0にしたり最大まで上げると挙動が大きく変わるので注意、デフォのままでいいかと)

Time contro

・Looping Mode:ループモードの設定

└No Looping:ループを行わない
└Loop simulation:シュミレーションをループさせる(この設定にはいくつかの条件もございます)

タイムライン上でピンク範囲の表記をされます。
└Repeat simulation:シュミレーションを繰り返しさせる

タイムライン上で黄色いラインが折り返し位置になります
*「ループ」設定の場合は発生したパーティクルは空間に健在し続けますが「繰り返し」の場合は消滅しシュミレーションし直します。
合わせてタイムラインのループ設定は以下となっており、青範囲の表記となります。

・Freeze simulation:ONにするとシュミレーションをフルーズさせてタイムラインは進行し続けます。
・Timestep:フレームレート設定(重い場合はまずここを30Hzに。)

Combustion

・Advanced parameters:高度のライティングパラメータを追加のON/OFF
・Generated smoke :燃焼時に発生する煙の量
・Smoke dissipation :煙はどの程度消えるようにするか。(数値が多いと早く霧散する)
・Flamee intensity :炎や火の強さ
・Expansion :燃焼や爆発の膨張率(拡張率や余韻の熱量にも関係)

Expansion 20

Expansion 70
(同じフレームでExpansionだけ変更して比較した場合)

Voricity

・Pre advection vorticity:ONで移流する際の渦度を抑え分散する
・Vorticity intensity:渦度の影響力、発生のキメ細かさ
・Large vorticity intensity:渦の増幅率をシュミレーション全てに影響させるパーセント、高いと抑えられる力が増す。
・Velocity mask:渦の増幅が速度に影響する割合
・Temperature mask:渦の増幅が温度に影響する割合
・Smoke mask:渦の増幅が煙の量に影響する割合
・Constant mask:渦度の増幅基本値で、上記3つには影響されない
・Vorticity ramp:値が高いと、領域の広がりを抑えつつ渦度が小さくなる。


(画像上が0.001、下が5.0の場合の細部の変化)

Force

・Force direction:分散する力を締め付ける
・Buoyancy:熱量に応じて上昇する力の追加
・Smoke weight:煙に掛かる重量値
・Fuel weight:炎に掛かる重量値
・Gravity multiplier:重力乗数値
・Solid ground:地面から逃げる力のON/OFF

チェックを付けていると地面に滞留する

Wind

・Wind direction:風向き
・Wind dir randomization:風向きのランダム範囲
・Wind speed:風の強さ
・wind chaos:風からの歪み滲みの強さ

Shredding


(上部に位置する、発生源から切り離れた炎のイメージ)
・Shredding intensity:細断された際のランダム速度
・Shredding temp threshold:細断される温度しきい値で高いと留まりやすい
・Shredding threshold width:中心から影響を受けない幅の指定

Mask

・Mask shape:マスクアウトする際の形状
・Mask intensity:マスクする際の強度、パーティクルの消える反映規模
・Mask distance:マスクが反映する壁からの距離 

見やすいように球体のマスクをすると

Visual

・Enable gizmo:ギズモの有効化

・有効時の設定項目

・3D/2D表示や矢印のタイプ
・表示本数、サイズ、色、太さ
・表示する矢印の本数を制限するON/OFF、などがあります。

Particles

・Particle max limit:パーティクル最大発生数
・Particle HQ rendering:アンチエイリアスの追加 (処理が遅くなります)
・grouping size:粒子の再グループ化時のサイズ(ここの機能は、よくわかりませんが変更すると詳細項が出てきます)

EmberGen Ver.1.0.8

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