Open4

不審なメールが届いた時にどこを見る?

もんさんもんさん

まずはメールヘッダから挙げてみる

エンベロープFrom(envelope-from)

ヘッダ内のReturn-Pathに記述されている.
メールを開いた時に表示される差出人(=ヘッダFrom)とは異なる場合があるので要注意.
SPFのチェックにも使われる.

SPF(Sender Policy Framework)

メールが適切なサーバから送られているか?をチェックするための仕組み.
エンベロープFromのメールアドレスのドメインに対し,
メールを受信したサーバがSPFレコードの設定値を問い合わせる.
送信元IPアドレスがSPFレコードに記載されている場合はspf=passとなる

もんさんもんさん

(補足)SPFの注意点

SPFレコードの値と突き合わせるIPアドレスは,受信メールサーバの一つ手前のサーバのIPアドレスのみ.
メール転送などにより,「一つ手前のサーバ」が変わってしまう場合は
想定していないIPアドレスでSPFレコードと突き合わせることになってしまう

もんさんもんさん

DKIM

電子署名を利用したチェック方法.
メールを受信したサーバは,DNSに設定されている公開鍵をもとに
メールに付与された電子署名を検証する.
中継しているサーバで本文やヘッダの情報が書き換わっていない限り,
転送された場合でも正しい送り元からメールが届いたことを確認できる