【3D数学】クォータニオンによる回転の導出

2024/06/29に公開

クォータニオンによる回転表現

\bm{n}(|\bm{n}|=1)の周りで、ベクトル\bm{p}を角度\thetaだけ回転する操作を、クォータニオンを用いて表す。

クォータニオン\bm{q} := (w \, \bm{v})を、w:=\cos{\theta/2},\bm{v}:=(n_x \sin{\theta/2},n_y \sin{\theta/2},n_z \sin{\theta/2})とし、クォータニオン\bm{p}\bm{p}:=(0\, \bm{p})とする。
このとき、上述の回転操作は、回転後のクォータニオンを\bm{p'}とすると、

\bm{p'} = \bm{q}\bm{p}\bm{q^{-1}}

と書くことができる。

導出の方針

  1. ロドリゲスの回転の公式を導出
  2. 愚直に\bm{q}\bm{p}\bm{q^{-1}}を展開

導出に必要な知識

前準備:クォータニオンの積

前準備:ロドリゲスの回転の公式

導出

スカラー三重積、ベクトル三重積、倍角の公式を使う。この辺は証明略。



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