Zenn
Open3

非クラスター構成のProxmox案

Kubernetes
Proxmox
EVE:/i (いゔ)EVE:/i (いゔ)

懸念してること

Proxmox VE(以下Proxmox)はクラスタを組むことでVMのライブマイグレーションやCephクラスタが構築できる

しかしクラスタを組むとNodeを引き剥がすのが困難であり、またcorosyncの都合上１クラスタあたり安定稼働するNode数は約30台程度らしい
参考文献：https://forum.proxmox.com/threads/very-large-proxmox-cluster-possibility.55439/

筆者がやりたいのはKaaS on Proxmoxであり、後述の理由のためVM自体の可用性はそこまで求めていない（ライブマイグレーション不要）

考えたこと

Kubernetesはハブ・アンド・スポーク構造で、Worker Node同士は特に結合していない（いつ死んでも大丈夫）
Proxmoxでも同様の構成が実現できないか？

案


仮にいずれかのPVE Nodeが死んでも、他PVE Nodeの動作には何も影響しない

Controllerに投入された定義（マニフェスト）が信頼できる唯一の情報源（Single Source of Truth）のため、各PVE Nodeで同期を取る必要はない
ControllerはKubernetsのCustom Controllerがちょうどいいんじゃなかろうか

この案の懸念

API叩くのが面倒かもしれない
オンプレKubernetes同様ストレージの永続化に頭を抱える

EVE:/i (いゔ)EVE:/i (いゔ)

サーバーが指示する方式をやめて、各PVE Nodeが指示を見に行く方式にしようと思う

(車輪の再発明ならぬ舵輪の再発明)