Catch-up! GitHub updates weekly, Jan 8 - 14, 2024
GitHub Changelog in Jan 8 - 14, 2024
こんにちは、@dz_ こと、岩永かづみです。
毎週配信しながらまとめていた、GitHub Changelogの週刊キャッチアップを試験的にテキストでまとめてみます。
Subversionのサポートを終了
昨年のアナウンスの通り、2024年1月8日、GitHubにおけるSubversionプロトコルのサポートを終了する。完全に停止する前に、2回の計画一時停止を実施済み。GitHub Enterprise Serverにおいては、3.13にてサポートが終了する。
SubversionからGitへの移行においては、GitHub Importerを参照。
GitHub Support Portalの利用にログインが必要になった
1か月前のアナウンスの通り、2024年1月8日からGitHub Support Portalでログインが求められるようになる。これにより、よりセキュアでパーソナライズされた利用を提供できるようになるそう。
もし、アカウントを持っていない、またはサインインできない場合は、Eメールにて認証処理を行い案内するとのこと。
min
属性の更新によりジョブのキュー時間を短縮できるように
GitHub ActionsのAction-Runner-Controllerにおいて、GitHub ActionsのAction-Runner-Controllerにおいて、min
属性が更新され、システムの応答性と効率性が拡張される。
min
属性は、これまで非アクティブの間にスケールダウンするためのランナー数の最小値を指定することにフォーカスされており、最小数であってもランナーの状態(アクティブかアイドル状態か)は考慮されていなかった。
今回の変更で、どのタイミングであってもアイドル状態のランナーを維持するようになる。すなわち、実行中のジョブが多い場合でさえ、新しいジョブのためにアイドル状態のランナーをすぐに使えるよう準備しておけるようになる。この変更により、待ち時間が短縮され、ジョブ全体で効率的に処理できるようになった。
Copilot Enterprise beta – January 10th update
Copilot Enterprise betaにおける更新。beta版の利用にはウェイトリストへの登録が必要。
Semantic searchがどのリポジトリ(※)に対しても有効に
semantic searchでリポジトリのコードベースを利用できるようになった。まだインデックスされていないリポジトリについては、「Index this repository」ボタンからインデックスの要求が可能。
リポジトリがインデックスされれば、Copilot Chat in GitHub.comでそのリポジトリのコードベースを取り込んで回答を得られるようになる。
※ GitHub Copilot Enterprise betaが適用されたリポジトリを指すと思われる
企業の重要なナレッジにアクセスできる"docset"の作成
GitHubリポジトリで保有されたMarkdown(.md
,.mdx
)で書かれたドキュメンテーションを指定して"docset"を作成することにより、Copilot Chat in GitHub.comからそれらのドキュメント資産にアクセスできるようになる。
Copilot Chat in GitHub.com(https://github.com/copilot)の下部の「Create a new Docset」から作成する。
docsetには、1つまたは複数のリポジトリを指定できる。所属する組織が管理していないリポジトリも指定できるが、インデックスは生成できないのでsemantich searchとしては利用できないようだ。
作成したdocsetを利用した会話は、Copilot Chat in GitHub.comから選択し利用できる。
プルリクエストの選択した差分を参照してCopilot Chatと会話できる
プルリクエストの「Files changed」画面で、ファイルの差分を選択、またはファイル全体を参照させて、Copilot Chat in GitHub.comで会話できるようになる。
オンボーディングや検索性の向上
- GitHub Enterpriseの管理者は、improved onbordingにアクセスできるようになった(詳細不明)
- GitHub.comの検索バーで
repo
を指定して検索をした場合、Copilotに尋ねるフローが用意された
GitHub Copilot Chatがorganizationおよび個人を対象にGA
organizationおよび個人において、GitHub Copilot Chat in IDEsの利用がGAされた。
Code scanning: CodeQL Action v2の廃止
Code scanningにおいて、Node.js 20ランタイムで動作するCodeQL action v3が2023年12月13日にリリースされ、v2は2024年12月に廃止される予定。GitHub Enterprise Server 3.11でも同時期に廃止される。
Default setupによってCodeQL actionを利用している場合は、自動的に移行されるため、特に何も対応せずともよい。
Advanced setupによってCodeQL actionを利用している場合は、手動で移行する必要がある。
詳細は記事をご参照ください。
GitHub MobileアプリでGlobal Code Searchができるようになった
GitHub Mobileアプリで、GitHub.com全体に対してのコードの検索ができるようになった。
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