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Corne V3 で Mac の "かな", "英数" を扱う
やりたいこと
Corne V3 ではドキュメントによると、キー配列の変更には VIA というツールを使うらしい。
(参考:ビルドガイド )
- VIA では Mac の "かな"(KC_LANG1),"英数"(KEY_LANG2)を扱うことができないようなので、できるようにしたい。
- Karabiner と併用はできればやりたくない。
結論
QMK ファームウェアを自力でビルドしてキーボードに突っ込むと普通にうまくいく。
VIA ではなぜか SPECIAL にある ANY で設定しても、KC_LANGUAGE_1, KC_LANGUAGE_2 が設定できない。
KC_HAEN("かな"が設定される) と KC_HANJ("英数"が設定される) で設定するといいようだ。
表示が "なんかのハングル文字" と "漢字"になっているが、問題なく動作する。
以下は結論に辿り着くまでの軌跡。
調査したこと
- VIA はキーマップを QMK ファームウェアに基づいて GUI で設定できるツールだと思って良さそう
- 一部上手く設定できないキーコードや設定があるが ANY キーを選んで QMK と同じように設定できそう。QMKの公式ドキュメントを読むとできることがよくわかる。
- QMK のファームウェアを VIA 向けにビルドできる
- QMK のファームウェアを自力でビルドしてもいいが、VIA のように動的に keymap を変更できない
- キーボードに書き込むのは QMK Toolbox が非常に楽
- QMK Configure という WEB 上で keymap を変更できるツールがあるらしい(使ってない
QMK ファームウェアのビルド
公式ドキュメントを見れば大体はわかる。
- QMK ファームウェアのリポジトリをクローンし、ビルド環境を整える。
- corne v3 の場合、qmk_firmware/keyboards/crkbd/keymaps にキーマップの設定がある。ユーザー定義のキーマップもこのディレクトリ以下に保存しているようで keymaps/default/keymap.c や keymaps/user_name/keymap.c などがある。
- 例えば default の keymap.c を編集して、ビルドする場合
qmk compile -kb crkbd -km default
でできる。 qmk_firmware/.build ディレクトリ以下に crkbd_rev1_default.hex などとして出力されるので、 QMK Toolbox などでキーボードに書き込める。
5. qmk_firmware/keyboards/crkbd/rules.mkファイルに VIA_ENABLE = yes を記述してからビルドすると、VIA で認識できる
6. 一部キーコードが VIA と QMK で違うかもしれない。KC_LANGUAGE_1(QMK) と KC_HAEN(VIA) など。上記の方法で VIA でも使えるファームウェアをビルドしておけば、キーコードの対応がわかる。
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