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技術書典13で新刊のxR本を2冊頒布します

2022/09/13に公開

実装して理解する Azure Spatial Anchors

https://techbookfest.org/product/hmVEsiRVvALAqKYKqYyu54

本の内容

単著の新刊です。
Azure Spatial Anchors という、Azure の Mixed Reality ソリューションのひとつを解説しています。Azure Spatial Anchors を使うことで、AR アプリ間で空間アンカーというものを共有でき、結果的に AR 空間を共有することが可能になります。
Azure Spatial Anchors は HoloLens や iOS でも動作しますが、
本書は Android / ARCore 環境を想定して執筆しています。

本書の「まえがき」でも書いたのですが、
Azure Spatial Anchors 自体は数年前からあるサービスではあるものの、
詳細な実装について触れている日本語文献は少なく感じていました。
私も 3 年前に Azure Spatial Anchors を勉強しようと思って挫折したという経験から、
自分のように情報の少なさに困っている人を助けられたらと思い執筆しました。

本の構成は次のようになっています。

  • 第 1 章:Azure Spatial Anchors やその周辺技術について
  • 第 2 章:ARFoundation の環境構築
  • 第 3 章:Azure Spatial Anchors の導入と設定
  • 第 4 章:空間アンカーの作成と探索
  • 第 5 章:空間アンカーを「いつでも」「誰とでも」共有する

第 1 章は概念の説明、2・3 章では環境構築、4・5 章では実装という風な流れです。

読んで欲しい人

内容を理解するためには次の領域に対する基礎知識・使用経験があると良いです。

  • Unity・C#
  • Unity ARFoundation
  • オブジェクト指向
  • (Azure)

内容のレベルとしては、中級者向けかなぁと個人的には思っています。
なるべく丁寧に噛み砕いて説明をしているつもりですが、
Unity や C#初心者の方にはちょっと説明が難しい可能性もあります。

またさきに述べたように、Azure Spatial Anchors に興味があるけど
情報が少なくて困っているという方にはぜひ読んでいただきたいと思いました。

IwakenLab Techbook #1

https://techbookfest.org/product/8Z7Y8Bdfh5jMtExcMFT1kS?productVariantID=d3Hdh902NFZgzCwSXJWzmn

本の内容

IwakenLabというコミュニティで執筆した合同本です。

https://iwakenlab.jp

XR 好きの 4 人のメンバー・メンターによって執筆されました。
各々が好きな話題について書いているため、扱っている内容は幅広いのが特徴です。
具体的には次のような構成になっています。

  • 第 1 章 Babylon.js+webpack+Azure で WebXR を始めよう
  • 第 2 章 平面直角座標系を理解して Geospatioal API で PLATEAU を使う
  • 第 3 章 GCP にゲーミング PC を用意し Quest2+VirtualDesktop で VR ゲームを遊ぶ
  • 第 4 章 ARkitBlendShape を使った表情一致ゲームを作る

読んで欲しい人

書典の頒布ページにも書いてあるのですが、
この本は「各々が好きな技術の仲間を増やす」をコンセプトに執筆を始めました。
なのでコミュニティやこの本全体に興味がある方にも読んでいただきたいですが、
各章の内容が刺さる方の目に留まってほしいと思っています。

既刊

新刊ではないですが、書典 11, 12 で頒布した本もマーケットで購入できます。
ぜひチェックしてみてください。

Vite+TypeScript+Babylon.js で WebAR をはじめる本

https://techbookfest.org/product/6028242932727808?productVariantID=5465292979306496

書典 12 で頒布した WebAR 本です。
Babylon.js という WebGL ライブラリを用いて WebAR アプリケーションを作っていく中で、Vite や TypeScript、ESLint、Prettier といったツールを使って環境構築をしていく内容です。
目次は次の通りです。

  • 第 1 章 環境構築
  • 第 2 章 Babylon.js の導入
  • 第 3 章 シーンを WebAR に対応させる
  • 第 4 章 Azure にデプロイする

愚者と技術 vol.1

https://techbookfest.org/product/4650928265232384?productVariantID=5149475209216000

愚者っと Corp.という身内サークルのメンバー 2 人で書いた合同本です。
本当に好き勝手書いたので二人とも全然別の領域のテーマで書いていますが、
どちらも刺さる人には刺さりそうな内容なはずです!
(こちらは xR 関係ないです)

目次は次の通りです。

  • 第 1 章  VFX Graph を使った Azure Kinect の点群ビジュアライザを作ろう
  • 第 2 章  Ogg から見るメディアファイルのなかみ

おわりに

今回で技術書典にサークル参加するのは 3 回目ですが、
初めて 2 冊の本に関わりました。当たり前ですがかなり疲れましたね......。
特に Azure Spatial Anchors 本は結構内容を詰め込んでしまったので
入稿に少し遅れてしまいました。
しかし最終的に書きたい内容が全部書けたので、ちゃんと時間をかけてよかったと今は考えています。
よかったらぜひ、お手に取ってみてくださいませ。

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