📗

技術書典15で新刊5冊の制作に関わりました

2023/12/16に公開

はじめに

TL;DR

技術書典 15 では、3 つのコミュニティと個人サークルで合計 5 冊の新刊制作に関わりました。

概要

この記事は先月に行われていた技術書典 15 で頒布した本の中で筆者が制作にかかわった 5 冊の同人誌の紹介記事です。5 冊のうち 3 冊は執筆で、2 冊はサポートとして関わった感じになります。書典 15 では初めて個人サークルでオフライン出展にも挑戦してみましたので、とても学びがあり楽しかったです。書典 15 自体の振り返りもどこかの機会でやりたいですね。マーケット会期は終わってしまいましたが電子本の購入は可能ですので、もし気になる本がありましたらチェックしてみてもらえると嬉しいです。

技術書典で関わった本の紹介

ホロらぼん Vol.2

勤め先である株式会社ホロラボで有志によって制作・頒布された技術同人誌です。書典 14 に引き続き、各々が好きなテーマを持ち寄るごった煮合同本という形で制作されました。
自分もお仕事では Unity や AR 関係が多いですが、担当した章では「C#で BSON データを扱ってみよう」というタイトルで、割と自由に書いてみました。下記が目次です。

  1. M5 AtomS3 で p-duck を愛でる
  2. みんなで街並みをスキャンする
  3. C#で BSON データを扱ってみよう

https://techbookfest.org/product/iSVGT43pss3G3ag6c48BB1?productVariantID=s1ZsUNSruVLWvzhAt0NFpk

IwakenLab Techbook vol.3

自分がよく顔を出している Iwaken Lab.というコミュニティで制作・頒布する技術同人誌の第 3 弾です。これまでの IwakenLab Techbook はコミュニティの性質もあり、かなり XR 色強めの内容でした。vol.3 はうってかわって「点群データ」と「Web×3D」です。個人的にどちらも大好物なテーマなのでアツいですね~。

今回自分は執筆では参加せず、編集と執筆技術サポートに徹していました。これは vol.1 で執筆までやったところかなり大変だったためですね。vol.2 からはこのような関わり方になっています。

  1. R3F で始める Web3D 技術ミニ入門
  2. 東京都点群をコマンドで全部ダウンロードしたい!

https://techbookfest.org/product/qhSj8q5L2QbYKVn3hmkDn7?productVariantID=iFW6hC4q6yBJXNg0LJ6P07

今日から始めるNeRF入門

同じく Iwaken Lab.主催で制作された合同本です。NeRF という自由視点画像生成技術についての有識者が各々テーマを持ち寄って執筆しました。NeRF や 3D Gaussian Splatting は今まさに盛り上がりを見せているホットトピックですので、興味がある方は必見の本です! 自分は執筆技術サポートとして関わりました。

  • 第 1 章 さあ、NeRF を始めよう
  • 第 2 章 Luma AI で NeRF による動画生成を体験しよう
  • 第 3 章 NeRF の技術背景を学ぼう
  • 第 4 章 NeRF の理論を学ぼう
  • 第 5 章 NeRF の実行環境の紹介
  • 第 6 章 Nerfstudio の環境構築をしよう
  • 第 7 章 Instant-ngp の環境構築をしよう

https://techbookfest.org/product/wnbEbvmDp8S7neFbifU0pP?productVariantID=2bhWFwddxEXHmm8RqF3qaC

Babylon.jsレシピ集 vol.3

Babylon.js 勉強会が制作・頒布する技術同人誌の第 3 弾です。Babylon.js という Web3D グラフィクスライブラリが好きなメンバーで、Babylon.js にまつわるテーマを持ち寄って書かれました。今回は「Compute Shader を Babylon.js で使ってみよう」というテーマで自分も 1 章寄稿させていただきました。

また、前回同様にオフラインマーケットでも出展していまして、実は自分の個人サークルの隣でした。

  • 第 1 章 Havok を利用して物理現象を再現!
  • 第 2 章 Physics V2 とは何か?
  • 第 3 章 消しゴムでドミノ倒しを作ってみよう
  • 第 4 章 Compute Shader を Babylon.js で使ってみよう
  • 第 5 章 Babylon.js でゲームパッド活用
  • 第 6 章 皆既日食を 3DCG で表現する
  • 第 7 章 3D でプレゼン資料を投影する
  • 第 8 章 PLATEAU データを軽量化してブラウザで表示してみよう
  • 第 9 章 ブラウザに表示した PLATEAU データにオープンデータをマッピングしてみよう

https://techbookfest.org/product/98wX6jcrVRqtUjJ2FTJHyP?productVariantID=2Jik4ynXEYQXu6CcZAk35S

Vue3 + Babylon.jsなOSSライブラリをリリースするまでの開発録

個人サークルで頒布した単著の同人誌です。単著の本は 4 冊目ということで、今回は書典オフラインマーケットでの紙本の頒布にも挑戦してみました。内容は、最近リリースした BabyuewJS という OSS ライブラリの技術解説や苦労話などです。ここ数か月、かなり BabyuewJS の開発と執筆に時間を割いてきたので、本が無事に完成して頒布できたことにとても満足感と達成感を感じています。下記が目次です。

  • 第 1 章構想と開発準備
    • 1.1 ことの発端
    • 1.2 先行事例調査
    • 1.3 そして開発着手へ
  • 第 2 章 Vue・Babylon.js 連携の実装
    • 2.1 開発準備
    • 2.2 祖先コンポーネントへのデータ参照
    • 2.3 リアクティビティ
    • 2.4 ライフサイクルについて考える
    • 2.5 コンポーネントの共通化
  • 第 3 章 npm パッケージの公開
    • 3.1 コンポーネントライブラリのビルド設定
    • 3.2 モノレポ構成の仕組みづくり
    • 3.3 npm パッケージのリリース
  • 第 4 章振り返りと今後の展望
    • 4.1 alpha 版リリースまでを振り返って
    • 4.2 今後やりたいこと

https://techbookfest.org/product/4tAihHPnGQ9wL6nAMZ1s91?productVariantID=jEN8uRgQmjPELRjF4KQ2tw

おわりに

書典 15 で制作にかかわった同人誌 5 冊を紹介しました。本当はマーケット会期中に紹介記事を書きたかったのですが、バタバタしてしまって時間が無かったため間に合いませんでした。1つの同人誌即売会イベントで 5 冊の同人誌制作にかかわることってあまりないと思うので、かなり忙しかったですがとても楽しかったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

GitHubで編集を提案

Discussion