前代未聞の挑戦!創業初月アドベントカレンダーを完走しました
はじめに
こんにちは。Dress Code株式会社でプロダクト開発や技術広報をしている、ふるしょうです。
Dress Codeは2025年4月1日に正式創業を迎えたばかりのスタートアップです。
創業初月、全21営業日に1日1本のテックブログを投稿する「創業初月アドベントカレンダー」 を企画し・完走しました!
創業直前までは10本を目標にしていましたが、結果的に21本(うち9本がZennのトレンド入り🎉) を達成できました!
この記事では、なぜ創業したてのスタートアップがこのような取り組みをしたのか、どんな工夫で完走できたのか、そして今後の展望を共有します。
tl;dr
- Dress Codeは2025年4月に創業し、初月から全21営業日でテックブログを投稿するアドベントカレンダーを完走
- 採用力向上と情報発信文化の確立を目的に挑戦
- 情報伝達の工夫などを通してプロダクト開発組織全員の参加を実現(情シスメンバーも協力)
- Dress CodeはITコミュニティ・カンファレンスへの貢献と共に組織を拡大していきたい
なぜ創業初月にアドベントカレンダーを?
弊社の@かわうそさんが過去記事で述べたように、事業・プロダクト・組織の拡大にとって、技術広報は重要なの柱と位置づけ、テックブログに限らず、コミュニティやカンファレンススポンサー・勉強会など創業前から準備を重ねてきました。
3月末時点では4月の投稿数10本を目標に掲げていましたが、
「創業初月に毎日テックブログを投稿した企業なんて聞いたことない」
しかも、4月24日のプレスリリースまでコーポレートサイトは未公開、WEB上に会社情報はほぼゼロという状況の中で、単純な好奇心と挑戦心からこの企画は生まれましたw
テックブログ運用開始時の社内Slack
目的:採用力向上と情報発信文化の確立
1. 採用力の強化
「どんな技術スタック?」「どんなメンバーがいる?」「アウトプット文化はあるの?」
採用活動でよく聞かれるこれらの質問に、「テックブログを見てください!」と自信を持って答えられる状態を目指しました。
テックブログを通じて「グローバル × BtoB × SaaS × スタートアップ」ならではの多様な技術的な挑戦や課題・プロダクト開発組織の雰囲気を感じられる礎を早い段階で構築するために、対外的な発信を全メンバーが一丸となって取り組みました。
2. 情報発信を組織のDNAにしたい
テックカンパニーにとって、情報発信は広報を超えた企業文化そのものです。知見や課題解決プロセスを共有することで、エンジニアリング組織の価値観を形作ると捉えています。創業初月からこの文化を根付かせるため、毎日投稿という大胆な一歩を踏み出しました。
3. なぜアドベントカレンダー形式?
創業初月は企業活動にとって1度しかありません。
「創業初月にアドベントカレンダーをした会社なんて見たことない!」 というユニークさが、認知を高めるチャンスだと考えました。
また、アドベントカレンダーも走りながら、爆発的な開発スピード(課題でもありますが、毎回数十万行のソースコードをデプロイ) も両立するのはスタートアップならではの挑戦でもありました。
何より、「現メンバーなら絶対にやり遂げられる!」 という信頼があったからこそ、この挑戦に踏み切れました。
完走するための工夫
1. カレンダーで進捗を可視化
毎日投稿を確実に実行するため、カレンダー形式の進捗管理を導入しました。各日付に「誰が」「どんなテーマで」「いつ公開するか」を明示し、チーム全体で共有することで、以下のメリットを享受できました。
- 締め切り意識:担当者が自分の投稿日を明確に把握して意識できる
- テーマの多様性:AI、セキュリティ、アーキテクチャ、プロダクトマネジメント、i18nなど幅広い領域を創業初月からカバー
- 進捗の透明性:遅れを早期発見し、フォローアップ(旗振り役がなんとかする)
カレンダーには記事のステータス(未着手/進行中/完了)を表示し、トラブルを未然に防ぎました。(何かあってもいいように、ストック記事は常に1本用意していましたw)
テックブログの投稿予定カレンダー
2. 旗振り
「立ち上げ期のリーダーシップは背中で示すもの。」
ということで、企画を出した自分自身が週2本は投稿する前提で率先して行動しました。
気合いで常にストック記事を1本持ちつつ、率先してカレンダーに投稿日を入れることで、「自分も書こう!」という空気を醸成(できたはず)。
ただ、創業期から頼もしいメンバーが揃っていたこともあり、 「旗を振ってしまえば、なんとかなるだろうと思えていた」 という、旗振り側のハードルが低かったのが一番の成功要因かもしれません。
3. 一体感を生む情報伝達
WEB上に会社情報がゼロ、知名度もゼロ。そんな状況でも、せっかく書いた記事が「読まれない」「反応がない」ではモチベーションが続きません。
そこで、全ての投稿が社内で祝福されるようなコミュニケーション、 チーム全員で成果を実感できるよう、定量・定性の情報を積極的に共有しながら、技術広報に全員が貢献していることを実感できるようにしていました。(これは今後も絶対続けていきます)
毎投稿、ひとこと感想を添えて社内拡散
定量データの共有例(ZennのPV数/その週の自己応募数)
アドベントカレンダー期間中のプロダクト開発とプロジェクト
アドベントカレンダー期間中
- 3シリーズ・8プロダクトの複数プロジェクトが走りながら数十万行のソースコードをデプロイ
- 新規・既存プロダクトの複数モジュールの設計が並行して進行
- 加えてコーポレートサイトも内製開発して公開
といった創業期のコンパウンドスタートアップならではの状況でしたw
そんな中で総勢10名(エンジニア、PdM、デザイナー、情シス)が投稿に参加し、多様なテーマをカバーしました。
コーポレートサイトに掲載している「DRESS CODE」3シリーズ
今後の展望
WEB情報ゼロから始まった創業初月アドベントカレンダーでしたが、採用面談や勉強会などの懇親会で「テックブログ見ました!」と声をかけていただく機会が何度かあったり、スカウトの返信や求人の自己応募が生まれるなど、技術広報の第一歩として大きな手応えを感じ始めています!
今後も継続して全メンバーが気持ちよく安心して発信できるような仕組み作りに繋がるよう、定期的なふりかえりや新規施策の実行を全メンバーで向き合いながら文化に昇華していきたいと考えています。
また、テックブログ以外の取り組みとして
- ITコミュニティのスポンサード
- ITカンファレンスのスポンサード
- 他社様との合同勉強会の開催
なども包括的に取り組み、コミュニティに貢献しながら、テックカンパニーとしての組織作りを進めていきます。
↓↓既に公開済みの事例↓↓
React Tokyo Goldスポンサー
開発生産性Conference2025 Silverスポンサー
primeNumber社様との合同イベント(2025/05/21開催)
さいごに宣伝
Dress Codeは ワークフォースマネジメントプラットフォーム「DRESS CODE」 を通じて、企業経営・業務の「摩擦」問題を解消します。
創業初月から既にグローバル展開しており、設立からわずか7ヶ月で、国内外あわせて130社を超える企業に導入されています。
技術的な挑戦領域が多岐に渡り、創業フェーズならではの基盤の設計や、グローバルを前提としたスケーラビリティへの挑戦が可能なプロダクトです。
少しでもDress Codeに興味を持っていただけたらぜひ、カジュアルにお話しさせてください!
↓↓採用ページはこちら↓↓
Discussion