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Youtube高度検索サービスを開発したら好評だったお話

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開発に至った経緯

友人の会社が主にYoutubeを使用したメディア事業を運営していて、どうしてもめんどくさい作業があるとのことで、ある日相談を受けたのがきっかけでした。

現状、競合調査をするときに例えば「AI アニメ」などの検索はYouTube上で可能ですが、「直近1年以内に登録者1万人を超えている」 という条件のチャンネルを探したい場合、通常検索で出てきたチャンネルを一つずつ調べていくという力技で調査していくしかないとのこと。

確かに、Instagram然りYouTube然り、トレンドの移り変わりが早くアルゴリズムも割とコンスタントに変わるので、条件を絞った検索でチャンネルを弾き出し、それを真似すれば成功率はかなりがるのだろうなと共感したのがきっかけでした。

このサービスでできること

その1 高度な検索サービス

前述したように、高度な検索サービスがメインなので、以下のような検索が可能となります。
「直近1年以内に登録者1万人を超えている」
「直近1年以内に登録者1万人を超えているチャンネルで投稿数が50本位内のチャンネル」

上記を実現させてるのが主に3つのフィルターになります。

  1. カスタム期間フィルター
  2. 登録者絞り込みフィルター
  3. 投稿本数絞り込みフィルター

https://x.com/Nao8epicmotion/status/1969705343967252534

同じジャンル同じくらいの登録者数のチャンネルでも、2018年に開設したチャンネルと2025年に開設したチャンネルでは話が変わってきます。
当然今から参入しようとする人は後者を参考にした方が吸収できる要素は多いわけで、だからこそ競合分析がめちゃ重要になるって話ですね。

その2 高度な並び替え機能

その1で炙り出した検索結果をさまざまな条件でソートできます。これも通常のサービスならなんのこっちゃない機能なのですが、現状のYouTubeでは不可能な機能で結構実装めんどくさかった...

で、このサービスが使用者の分析能力に依存するのは必然で、そのキモになってくるのがこのSort機能になります。例えば同じ2025年に開設したチャンネルをある条件で並び替えた時、明らかに差があるチャンネルが浮き彫りになります。この二つのチャンネルを見ていけば、 「何をやったら伸びるか?」「何をやってはいけないか?」 が明確にわかります。

画像の通りさまざまな並び替えができるので、分析能力高い人はマジで使える機能です。

その3 出力結果から詳細分析をしてデータを可視化

ぶっちゃけ、ここの機能はおまけ的な要素になります。というのも多分、分析することに慣れてない人からするとちょっと手に余る機能にだからです。

詳しくはその1にあるXのPostを参考に🙏

主要技術スタック

フロントエンド

  • フレームワーク: Next.js 15.4.2 + React 19.0.0 + TypeScript
  • 状態管理: TanStack Query + React Hooks + jotai
  • UI Components:
    • Tailwind CSS
    • ShadcnUI
    • Chart.js (データ可視化)→ここら辺でAI使い始めた...
  • 認証: NextAuth.js クライアント

バックエンド

  • フレームワーク: Next.js API Routes
  • 認証方式:
    • NextAuth.js (OAuth2.0)
    • Google OAuth
    • GitHub OAuth
  • ORM: Prisma
  • キャッシュ: Redis (safeRedisOperation)

データベース

  • DBMS: Neon
  • ORM: Prisma 6.11.1
  • キャッシュ: Redis 5.6.0

気づいたこと

YouTube公式のAPIを使用してるのですが、ほとんどの情報が取得できちゃいますね。
バイブコーディングが盛んな今、もっといい感じのアプリが出てきてもおかしくないと思いました。

一般サービス化するのか?

現状、エンタープライズ向けかなと思っており、個人ユーザー向けのサービスとしては微妙かなと思っています。というのもゴリゴリAPI叩かれる状態を想定していない(一応、設計上は耐えれるようにはしている)ので、使用したいという企業さん30社程度、もしくは特定の個人数十人〜数百人くらいを考えています。

終わりに

自分も本業エンジニアの傍ら、全く別分野のサービスを運営しているので、いつかはこういったSNS運用に関わるサービスを開発することになると思っていたのですが、開発してみると意外に需要があるということに気づきました。できれば一般サービス化、および機能のブラッシュアップを継続していきたいと考えていますので、使用してみたいという方がいればご連絡ください!

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