ArchLinuxをWSLにインストール(2025)
WSL2.4時代のArchLinux
以前、WSLで使うディストリビューションにArchLinuxを使えないかといろいろ試した。
ManjaroをLinux GUIにする方法などを考えたりもした。
その後pacmanのアップデートコマンドが壊れて修復できなくなったのはいい思い出。
先日WSL2.4.4がリリースされた。
(当ブログでは取り上げなかったが)
このアップデートには利用者に直接メリットのあるアップデートはそんなにないが、
OS開発にはメリットの大きい内容があった。
それが tarベースのパッケージによる導入
tarで固めてインポートは前からできていたが、
それを発展させてコンフィグファイルを用意してtarで固めて拡張子をwslにするとインポートできる仕様になった。
その動きに呼応してArch Linuxが公式イメージを用意した。
今回はそれを使ってArch on WSLを実現してみよう。
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ダウンロード
公式GitlabArchLinux on WSLより公式イメージをダウンロードする
細心のリリースより .wsl ファイルを選択する
インポート
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてもインポートできるが、
場所を指定したいのでインポートコマンドを使う
wsl --import archlinux C:\path\to\archlinux C:\Users\<Username>\Downloads\archlinux-2025.02.12.wsl
この操作を正しく終了しました。
wsl -d archlinux
[root@PC dozo]#
('ω') 簡単だなぁ
初期設定
ミラーリスト更新
Archを使う時最初にミラーリストを更新する。
以前はダウンロードが遅かったらからではあるが、
今はどうなんだろうね。
cp /etc/pacman.d/mirrorlist /etc/pacman.d/mirrorlist.backup
curl -fsSL "https://archlinux.org/mirrorlist/?country=JP&protocol=http&protocol=https&ip_version=4" | sed 's/^#Server/Server/g' | tee /etc/pacman.d/mirrorlist
pacmanを最新状態にし、いくつかパッケージをインストールする
pacman -Syy
pacman -Syu --noconfirm --needed git sudo wget nano base-devel
ユーザー作成
続いてユーザーを作成
localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP.UTF-8
groupadd -g 1000 dozo
useradd -u 1000 -g 1000 -G wheel -m dozo
passwd -d dozo
sudoの調整
printf "%%wheel ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL\n" | tee -a /etc/sudoers.d/wheel
そして wsl.conf 編集
printf "[user]\ndefault=dozo\n" | tee -a /etc/wsl.conf
φ(.. )ちゃんと wsl.conf あるんだ
再起動
準備ができたのでArch自体を再起動する
exit
wsl -t ArchLinux
wsl -d ArchLinux
一般ユーザーでログインできていると思うので、
パスワードを設定
passwd
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully
(・∀・) できた!
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過去記事と内容的には同じだが、
インストールはめっちゃ簡単になっている
yayのインストール
pacmanだといちいちsudo打たないといけないので、
GO製pacmanのyayを入れておきたい
git clone https://aur.archlinux.org/yay-bin.git
cd ./yay-bin/
makepkg -si
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