ファーストキャリアとしてのベンチャー

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インターン期間も含め約1年半たったので感想を共有します。ちなみに現在はリードエンジニアとしてガツガツ会社のサービスを開発しています。

簡単な経歴
大学生時代に友人に誘われとある会社の長期インターンをさせてもらう。3年ほどいた。
同時並行で自分の興味のある分野で活躍している現在の会社の社長と出会う。大学院を休学してそちらの会社にも1年ほどインターンをさせてもらう。
1年インターンをした後に大学院を中退してその会社に就職する。現在。

働く前の不安

  • 今後のキャリアの選択肢が減るのでは? 新卒切符逃すと辛いのでは?
  • 同世代よりも技術に劣るようになるのでは? 大企業に就職した同世代はめっちゃいい教育をうけている。自分が技術的に遅れてしまうのではないか。
  • 先輩がいない環境だからわからないことがあっても聞けない。
  • 将来自分も起業したいと考えている。しかし、大企業(社内ベンチャー含)などで経験を積んだあとのほうがいいのではないか?

実際に働いているなかでその不安に対する答え

今後のキャリアの選択肢が減るのでは?
これはそうだと思う。中途採用として大企業を受けようと思っても、応募条件とかで「大規模サービスの運用の経験あり」があれば詰む。大企業からの大企業、大企業からのベンチャーはよく見るけど、ベンチャーからの大企業はどうなんだろう?やはり新卒切符は強い。ファーストキャリアとしてベンチャーを選ぶなら特に今後のキャリア設計をどうしていきたいかよく考える必要がある。

同世代よりも技術に劣るようになるのでは?
可能性はある。ベンチャーでは基本的に自分を教育するのは自分。環境に関してはどうしようもない。ここに関してはいろいろ考えて1つの解決策が見つかった。

先輩がいない環境
自身の選択が本当に王道にそっているのか、アンチパターンになっていないのかといった不安がずっとある。ここに関しては先程と同様1つの解決策で対応している。

将来の起業には大企業(社内ベンチャー含)で経験をつんだほうがよい
実際に起業してみないとわからないし大企業(社内ベンチャー含)の経験がないから答えにくい。大企業(社内ベンチャー含)とベンチャーの自身の将来の起業という視点からみたメリットを以下にまとめてみた。大企業(社内ベンチャー含)は経験がないのであくまで僕自身の想像です。経験のある方の意見募集中です。

大企業(社内ベンチャー含)

  • 何よりも人脈ができること。起業して数年たちエンジニアを増やそうという段階のベンチャーだと、よっぽど有名なベンチャーでない限り、会社の知名度(ブランド)がないため採用に苦労する。大企業出身だと人脈でリファラル採用の可能性がでてくる。
  • 大規模サービスのノウハウを知れること。これは普通の中小企業では経験できない。会社が軌道にのったときに過去の経験から特に慌てることなくスケール対応できるのは強み。とくにこのアクティブユーザー数規模であればこのシステム構成でいけるという推測ができるのは強い。
  • 完成されたシステムデザインやDevOpsを知ることができること。最初から完成形をイメージできるのは強い。なにもないところからは何も生まれないから。

ただのベンチャー

  • 開発以外の時間も多い。会社によると思うが、僕の所属する会社ではビジネスサイドとユーザーストーリーマッピングやグロースサイクルを作って対話をしてる。開発運用業務7割、ビジネスストーリー作り3割ぐらい。エンジニア背景をもち将来CEOとして起業したいのであればここらへんの実践経験はとても旨味。
  • フルスタックの深化が進む。小さいサービスくらいであれば一人で作れるスキルが生じざる得ないので仮に会社が傾いても自分のスキルで食べていけるという謎の自信が生まれる。この時点で将来のキャリアに対する不安が楽観視に変わる。
  • 等身大で会社というものを感じ取れる。会社の規模が小さいので会社がどのように動くのかがよくわかる。
  • チーム感をかなり感じる。普段エンジニアはコードベースやサービスに責任を感じるが、ベンチャーだとビジネスサイドのストーリー作りにも参加するためビジネスに対しても責任を感じる。
  • 初期では使っているユーザー数が少ないので、お客さんの名前と顔がわかったりするし、お客さんが成長したことに対して社長と喜んだりする。その人達のためにサービスを作っている実感はかなりある。

大企業で働く同世代に負けないための戦略

同世代に負けないように、先輩がいなくても、王道を知らなくても大丈夫なように。

  • 英語で検索できること、素早く英語の記事を読解できること
  • 英語で dev.to, reddit, stackoverflow, github, medium といったコミュニティで海外のエンジニアとコミュニケーションがとれること

をいまちょっとずつ努力していっています(2つめはまだ全然)。英語とインターネットが僕の武器(の予定)です。なぜその選択をとったのかというと

  • 大体の技術やOSSは海外からの輸入。
  • 日本のシニアエンジニアも結局海外の記事から知見を得たりしているのでその人達を介してしるのか、自分で直接しるのかの違い。
  • 英語話者の圧倒的多さ。ここらへんはteratailとstackoverflowのコミュニティの質を比べるとわかりやすい。
  • 経験豊富な先輩が現場にいないなら、世界中に部分的な強みをもった友人を作れば良い。

といった考えからですね。

その他の感想

ベンチャーで働くなら、社長がかなり大事。人数が少ないぶん組織の文化の影響の大半を社長が占める。

実際働くときは社長は社長というよりも1従業員のような感覚。

大企業の社内ベンチャーとただのベンチャーの違い
社内ベンチャーは失敗しにくいようにできている。

  • 資金源に親会社の安心感(資金調達に苦労しにくい)
  • シニアエンジニア/デザイナーが存在する。素早く開発できる。見積もりできる。
  • ちゃんとしたプロジェクトマネージャーが存在する。(ベンチャーではプロジェクトマネージャーはいなかったりプログラマーと兼任していたり、ビジネスサイドがやったりということもあります。)
  • 親会社のブランドで採用に強い
  • 社内ベンチャーがうまく行かなくても、そこの人たちは失業するわけではなく社内で異動できる

というふうに全体的なリソースがベンチャーよりも潤沢。