『3分間ネットワーク基礎講座』を読んで

書籍紹介および感想
『3分間ネットワーク基礎講座』を読了したため、感想等をまとめる。
書籍の概要
タイトル:[改訂新版]3分間ネットワーク基礎講座
著者:網野衛二
288ページ
以下、公式サイトより引用。
大好評「3分間ネットワーク基礎講座」[1]が,内容を刷新して新登場です! おなじみ博士とネット君が,ネットワークのしくみを基礎の基礎から説明してくれます。「ネットワークの勉強は難しくて…」とお悩みの方でも,1講座3分の授業を読み進めていくことで,頭の中がすっきり整理されていくこと請け合いです。今回もやっぱり,「面白いから,わかりやすい!」「面白いから,よく身に付く!」を保証します!
感想
『3分間ネットワーク基礎講座』とはコンピューターネットワークの基礎についてまとめられた書籍である。
キャラクターの会話形式で進んでいくため、堅い表現がなく、読みやすい文章である。
図が多く使用されており、説明も分かりやすいため、初学者におすすめできる本だと思われる。
後半になると普段の業務では馴染みのない単語も多く登場したが、単語の意味や意図をしっかり解説していたので困ることはなかった。
よかった点
- 一節は数ページほどの分量であるため、表題の『3分間』の通り、隙間時間に読み進めやすい点。
- 節の最後にポイントとして、要約がまとめられている点。
内容
基本的にはTCP/IPプロトコル群を利用したネットワークについて説明されている。
OSI参照モデルの各レイヤーの役割や関係性について述べられている。
5~7層の説明は少なめであるが、ネットワークのデータの送受信の流れを把握するという点では十分であった。
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こちらの書籍は過去にWeb上で連載していた『3分間ネットワーキング』が元となっているため、サイトと類似した内容である。
しかし、Webサイトが作られたのは相当な昔であるため、情報が古い箇所も散見される。
また、Flash Playerが使われているため、環境によっては利用ができない。
以上のことから、書籍の改訂新版をおすすめする。 ↩︎

OSI参照モデルのレイヤーは独立している。