【これは買うべき、知らないともったいない!】便利なUnitのEditor拡張まとめ
これは「cluster民とクラフトする非公式 Advent Calendar 2023」の16日目の記事です。
はじめに
Unityのここが使いづらい、ここをもっと楽に効率的に作業したい。
Unityにこんな機能が欲しい!
Unityで作業をしているときにこう思ったことは一度はあると思います。
そんなときは、エディター拡張を活用しましょう。
エディター拡張を使用することで、Unityの中にユーザー独自の機能を加えたり、元々のUnityの機能を拡張する機能を自由に作ることが来ます。
エディター拡張を作るには、スクリプトを描く必要がありますが、Unity Asset Storeには、とても多くの便利なエディタ拡張が配布されています。
今回は筆者が今までに使って、便利と感じたエディター拡張をいくつか紹介していきます。
Unityの画面にさらに機能を加えるエディタ拡張
Rider Flow (無料)
コードを描くためのIDEを作っていることでおなじみの、JetBrainsが作っているエディタ拡張です。
主な機能
- どこでも検索
JetBrains製IDEではおなじみの、どこでも検索をUnity上で実行できます。
アセットを検索したり、シーン上に配置されているオブジェクトを、あいまいな検索ワードでも検索することができます。 - 使用箇所の検索
このアセット、どこに使ってたっけ...?となった時は、この機能ですぐに探せます!
使用箇所を検索したいアセットを右クリックして、Find Usages
を実行するだけで、そのassetがどこで使用されているかを検索することができます。
シーン上のオブジェクト以外にも、アセット内での参照も検索対象のため、Unity標準のFind Refarence in scene
よりも優秀です。
- ヒエラルキーのグループ化
ヒエラルキー上でオブジェクトをグループ化して色分けできます。
色分けができるので、ヒエラルキーの整理に便利!
- 簡易的なテキストエディタ
「ちょっとだけスクリプトを編集したいけど、IDEやテキストエディタは起動が遅いし、そこまでして編集したいわけでもない。」
というときはこの機能が便利です。Unity内でテキストエディタを実行して、スクリプトなどを編集できます。
C#スクリプトのみ編集ができるテキストエディタです。シェーダーとかも編集したいんですけどね...
Hierarchy Pro 2021 - Extended ($11)
あると便利なエディター拡張の機能てんこ盛りのツールです。
- 情報量が多く、レイアウトの自由度の高いヒエラルキー
- ツールバーの拡張
- シーンの自動保存
- プレイモードを終了した後でもリセットせず結果を引き継ぐ
etc...
ときかく機能がてんこ盛りで、かゆいところに手が届いて助かります
Rainbow Folders 2 ($22)
設定はAltを押しながらフォルダーをクリックして、設定したいアイコンを選ぶだけ。
フォルダ名を基準にアイコンを自動設定することも可能です。
フォルダーがアイコンで分けられると、とっても見やすくて効率が上がりますよ。
モデリング
UModeler ($125)
Unity公式が提供するモデリングツールで、Pro Builderがありますが、Pro Builderよりも高機能かつ、とても直観的かつ簡単に3Dモデリングができます。
Unity上でモデリングできるので、レベルデザインのプロトタイプ用モデルを作ったり、シーンに対して現物合わせでモデリングをしたりと、使い方によっては本番用のモデル制作も問題なくこなすことができます。
Advanced Cable Creator
簡単かつ直観的にケーブルを作成できて、垂れ下がりなどの表現もできます。
ケーブルのテンプレートもいくつか付属しています。
SAColliderBuilder
メッシュコライダーではなく、Box ColliderやSphere Colliderなどを複数組み合わせる形でコライダーを生成してくれます。
メッシュコライダーをBox Colliderに置き換えて軽量化したい時に有効です。
オブジェクトのフェースに対してコライダーを生成するため、中を空洞にしたコライダーを作成することも可能です。
軽量化
Mesh Combine Studio 2
スクリプトに、背景のモデルを選択するフィルターを設定し(オブジェクト選択、タグ、Staticなオブジェクトなど様々な補法でフィルターが可能)、メッシュを結合するのに役立ちます。
指定したサイズで分割して細切れにモデルを分割することができ、巨大なバウンティグを持つモデルにも効率的にオクルージョンカリングをかけることもできます。
非常に巨大なシーンの静的オブジェクト最適化にとても便利なツールです。
Mesh Baker
非常に高機能ですが、すこし使い方がややこしいという問題があります。
Skinned Mesh Rendererのメッシュ結合も可能です。
Easy Mesh Combiner MT - Scene Mesh Merge, Atlasing Support & More
非常にシンプルな手順でメッシュを結合することができ、非常に効率的に作業をすることができます。
Mesh Bakerを使っていて、よくわからない、手順が難しいと感じた人におすすめのツールです。
AutoLOD - Mesh Decimator
Generateボタンを押すだけで、LODがすぐに生成されたとても便利です。
ライティング
Bakery - GPU Lightmapper / Bakery Real-Time Preview
とても高速かつ高いクオリティでGPUライトベイクをしてくれるツールです。
Magic Light Probes
Light Probeを自動で配置してくれるツールです。Light Probeよくわからん!ってなったらこれを使えば解決。
Unity Asset Storeはセールでお得に!
Unity Asset Storeでは定期的にセールが開催されています。今回紹介する有料アセットの一部は、そのセール内で半額になっていることがよくあります。
Unity Asset Storeの日本公式Twitterをフォローするのがおすすめです。
エディター拡張を活用して、よいUnityライフを!
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