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SunoAIで作曲&Cubaseで音声解析!CeVIOでボカロ打ち込みまでの手順を検証・解説

2025/01/08に公開

初めに

ボカロ曲を作りたくなったので、AIを使って挑戦してみました。半日ほどで作成できましたが、ほとんどの時間は打ち込みにかかりました。
まだ荒いですがそれっぽくはなりました
https://www.youtube.com/watch?v=uK6Cfto0NXY

使用ソフト(仕様サービス・ツール)

  1. SunoAI

    • SunoAIはAIが曲を作成してくれるオンラインサービス。
    • 商用利用(YouTubeへのアップロードなど)を考えている場合は、有料プランが必要になる場合あり。
  2. Cubase

    • Steinberg社の作曲・DAWソフト。
    • 一定期間のトライアル版が用意されており、試用可能。
  3. CeVIO AI(可不 など)

1. SunoAIで曲を作成

  1. SunoAIにアクセス

    • アカウントを作成し、サービスを利用します。
    • ※YouTubeなど商用目的での公開を考えている場合、有料プランが必要になる場合があります。
  2. 楽曲を生成

    • 画面上の入力欄やプリセット・プロンプトを活用して、希望するジャンルや雰囲気の曲を作成します。
  3. Stems(ボーカルとオケ)を分離してダウンロード

    • Sunoの楽曲画面の.........メニュー(3点リーダー)から Get Stems を選択して、ボーカルとインストを分離します。
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    • 「Download」→「WAV Audio」などで、分離したボーカル(Vo)とインスト(Inst)のファイルをダウンロードします。
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2. Cubaseで準備(プロジェクトの作成・テンポ検出・コード検出)

ボーカル音源↓
https://youtu.be/NnzupikGwlQ

  1. Cubaseを起動・新規プロジェクト作成

    • 新規プロジェクトを作成し、空の状態にしておきます(テンプレートは何でもOK)。
  2. オーディオ(ボーカルとインスト)をCubaseにインポート

    • ダウンロードしたボーカルとインストのWAVファイルをCubaseのトラックにドラッグ&ドロップして読み込みます。
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  3. テンポ検出

    • メニューから「プロジェクト」→「テンポの検出」を選択します。
    • 曲のオーディオファイル(インストトラックなど)を選択した状態でテンポの解析を行うと、自動でプロジェクトテンポを合わせてくれます。
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  4. コードトラックの作成&コード検出

    • トラック追加ボタンから「コードトラック」を追加。
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    • インスト側のオーディオを「コードトラック」にドラッグ&ドロップすると、Cubaseの機能で自動的にコード進行を解析してくれます。
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    • 自動検出されたコードは、後でボカロの編曲やコーラス付けの参考にもできます。

3. CubaseでボーカルのメロディをMIDI化(VariAudio)

  1. インストゥルメントのトラック追加

    • インストゥルメントトラックを追加し、音源は何でも構いません。
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  2. VariAudioを使ってメロディ解析

    • ボーカルトラックのイベントをダブルクリックで「サンプルエディター」を開き、「VariAudio」パネルを有効にします。
    • 「ピッチ&ワープ」などの機能を使って、ボーカルの音程を解析・修正できる画面になります。
    • 解析したボーカルの音程情報をMIDIデータとして抽出し、インストゥルメントトラックに出力します。
    • インストゥルメントトラックに出力されたMIDIデータを使って、他の音源で再生したり、さらなる編集を行います。
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  3. プロジェクトをMIDIで書き出し

    • VariAudioで解析したボーカルを含むプロジェクトをMIDIファイルとして書き出します。
    • メニューから「ファイル」→「書き出し」→「MIDIファイル」で書き出しを行います。
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      抽出したメロディ↓

https://youtu.be/sdcArjenCMw


4. ボカロソフト(CeVIO AIなど)でボーカルを打ち込む

  1. CeVIO AI(可不など)のプロジェクト作成

    • CeVIO AIを起動し、歌声ライブラリをセットアップします(可不、初音ミクNT、その他対応ライブラリなど)。
  2. Cubaseから書き出したMIDIをインポート

    • CeVIO AIのメニューから「ファイル」→「インポートで、先ほど書き出したMIDIデータを読み込みます。
    • メロディや歌詞があれば、必要に応じて歌詞を当てはめたり、発音・抑揚などを調整します。
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  3. 歌詞入力・調整

    • 作成したい歌詞をノート(音符)ごとに入力します。
    • ピッチやブレス、ビブラートなど細かいパラメータも調整すると、より人間的な歌声に仕上がります。
  4. 音声合成

    • すべてのパートが揃ったらレンダリング(音声合成)を実行し、最終的な歌声データ(ボーカルトラックWAVなど)を生成します。


まとめ

  1. SunoAIで曲・ボーカルの基本素材を用意
  2. Cubaseでオーディオを編集 → テンポ検出やコード検出で楽曲情報を取得
  3. VariAudioでボーカルのメロディを解析 → MIDI化
  4. CeVIO AI(可不など)にMIDIをインポートして歌声を打ち込む
  5. Cubaseで最終ミックス→書き出し→公開

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