Android アプリエンジニアです。デザイナーさん、これだけは話しておきたいです。
はじめに
Android エンジニアのどぎーです。
YUMEMI Design Advent Calendar 2024 の5日目の記事を担当させていただきます!
背景
突然ですが、アプリのデザインが iOS メインで、Android が良い感じに合わせるといった場面はそこそこあると思います。
デザイナーさんのリソースや予算も限られているので、仕方ないこともあります。
ただ Android エンジニアとしては、「そこ決まってないと実装者もユーザーも困る🥺」という観点がいくつかあると感じています。
ということでこの記事では、iOS に良い感じに合わせることが難しい観点をまとめてみます。
最終的に、これだけは最低限話しておけると安心できるようなチェックリストを作りたい…!
2024/12/05
記事の公開を優先するため、まずは戻るボタンに関してのみ書いてます😇
以下を12月中に追記予定です…!
- 画面遷移について
- リップルエフェクトについて
戻るボタンどうする?
考慮漏れがちランキング個人的第1位は、戻るボタンの挙動です。
Android Developers(Android アプリ開発者向けの Google 公式ドキュメント)では、Android における画面遷移に関して Principles of navigation にてまとめられています。
『Principles of navigation | Android Developers』から転載
戻るボタンとは、Android 端末の下部に設置されている左矢印アイコンのボタンです。
現在は戻るボタンではなく、画面左端を左から右に、画面右端を右から左にスワイプすると、1つ前の画面に戻れるようになっています。
厳密には、Kenji Abe さんの『Compose の WindowInsets』という記事で図示されている、safeGestures
の外側の領域(WindowInsets.systemGestures
)です。
画面左端を左から右にスワイプしたとき
デフォルトの挙動では、Dialogs や Bottom sheets などを削除したり、他のアプリから戻ったりすることも戻るボタンでできるようになっています。
システムのデフォルトの挙動に準拠することが多いとは思いますが、デザイナーさんがその挙動を念頭に置いてデザインをしたか・していないかによって、デザインの差分が出てくるとは思うので、事前に擦り合わせておきたいです。
おわりに
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
この記事を通じて、「あ、これも話しておいた方が良いね」といったコミュニケーションが生まれることを期待しています。
皆さんも他の観点が思いつきましたら、ぜひぜひコメントお願いします!
YUMEMI Design Advent Calendar 2024 は UI デザインに限らず、個性豊かな記事に溢れています!
ぜひ他の記事も読んでみてください😚
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