DevRel Kaigi2025|"なんか色々やってる"ではなく"ビジネスゴールに繋げる"Tips
はじめに
DevRel Kaigi2025(10/3-10/4)に参加してきました!
主にこんなことを聞いてきたので数セッション、割と真面目にまとめてみます。
- DevRelの行動が経営層に認められるために
- KPIの設定方法
- 単発施策ではなく施策を繋げるために
そしてこんな人たちには役に立つかもしれません。
- DevRel歴半年くらいの人
- 行動しまくって疲れている人
- 遊んでいると思われている人
テックブランディング戦略と実践
セッションで得た学び
- 登壇前チェックリストの作成で登壇の不安払拭
- これからのやりたい事として
- 発信バディをさらに増やす
- 採用ステップに活動が影響しているかどうかのアンケートを入れる
途中からしか聞けなかったのですが、割と弊社と同じ流れを辿っているような気がしたので同じ目線で考えることができました。登壇前の不安払拭って意外とやってなかったなあと。「登壇してね」からのサポート(不安払拭もレベルアップも)があるとさらに加速するのかもしれません。
チームで行うDevRel活動 - 事業貢献をしながらユーザーに価値を届けるために
セッションで得た学び
- はじめはひたすらイベント運営
- ミッションを伝えてから企画の実行 意義や目的を伝えた上で登壇のお願い
- 事業理解の向上、データの見える化
- はじめは満足度で数字を取っていた「なんかイベントたくさんやってる人たち」
- 他事業部の説明会の開催・社内各所へDevRelに望むことをヒアリング
- イベントでの参加者情報や参加率のデータを細かく数値で出す
- 役割の明確化
- 海外ではより組織的に、戦略的に取り組む企業が多い
- 組織としてどのゴールに対してどう向かっているか、ROIや期待効果も組織で分類
何かを企画したり何かを頼む時に意義や目的を伝える大事さを改めて感じました。イベントをドカドカやってもその後採用に繋がっているのか数字を取るのが難しいと思っていましたが、どんなイベントでも参加者情報や参加率など、もっと細かく数値で追っていく必要があります。定性的な成果が多い分、定量的なデータを定点で細かく取っていかないと「なんかイベントやってる人たち」を脱却できません。
リレーションからマーケティングへ。継続するDevRelのために行うべきこと
セッションで得た学び
- 登壇、SNS、ブース対応など点の行動になっている
- 「開発者と仲良くなりました」などではビジネス貢献が見えない
- AAARRRPモデル・AIRDOメソッド
- 認知→登録→活性化→継続紹介→収益→製品 どこに重点を置くのかを考える
- 名刺交換数のKPIや有名な人をとりあえず登壇など「やることだけ決まっている状態」はハイリスク
- DevRelは活動量重視、ビジネスは事業継続性重視 関連性が見えないと上手くいかない
- 各施策を独立させない、連続した体験を意識する
- 登壇→資料公開→チュートリアル体験→コミュニティ参加・・・など
- 成果指標を活動量からKPIにする
- ROIを可視化する
上半期は行動量だけで来た部分があったのでビジネスサイドを考えていなかったなと考え直しました。私が参加したセッションの中で一番勉強になった、やらなくてはならない事がわかったセッションでした。施策単位ではなく次に繋げる施策を。目的を「DevRel」ではなく「ビジネスゴールに繋げる」ことを改めて頭に入れていこうと思います。PV数はKPIにならない。登壇をゴールにしてしまうと「だから何?」状態になってしまいます。その後何に繋がるのかを言語化していくのが重要なポイントでした。
まとめ
全体を通してday1はビジネス的な視点や経営にどう繋げていくかというTipsが多かったような気がします。day2はそれを足元どう動かしていくか。DevRel歴半年、行動量1本で来た私にとってタイミングも良く、特にday1にかなり刺さる内容がたくさんありました。セッションも自分自身のフェーズによって学びになる部分が変わる気がしているので都度都度見返そうと思います。とにかく私にとって学びになる会でした!👏🏻
Discussion