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【副業】スポットコンサル

2021/02/28に公開

スポットコンサルとは?

スポットコンサル(スポットコンサルティング)とは定期契約ではなく、スポット契約を結ぶコンサルティングの新しい姿です。
主に時間単位でビジネス課題の相談やインタビューができる仕組みです。

大手プレイヤーは外資系

ユーザーから登録してアドバイザーになれる仕組みがあるのは日本だとビザスクぐらいかと思います。

というのも、そもそもこのスポットコンサルティングの業界自体が海外発祥であり、業界の大手のプレイヤーは外資系が多いです。ビザスクはこのモデルをタイムマシン経営で日本に持ち込んだように見えます。

海外では「エキスパート ネットワーク サービス」、「プロフェッショナル ネットワーク サービス」など様々な呼ばれ方をしますが、実態はどちらも同じです。主な顧客は投資の確実性を高めたい機関投資家や業界研究をその道のプロからヒアリングした情報で深掘りしたいコンサル会社などになります。

私が登録している会社

私が登録している会社は下記になります。

  • Alphasights
  • GLG(Gerson Lehman Group)
  • Guidepoint
  • ビザスク
  • ミーミル

最初の三つが外資系の会社になります。おそらく上記以外にもスポットコンサルを手掛けている会社はあるかと思いますが、ビザスク以外の会社は社員または会員からの紹介でアドバイザーになる仕組みのため、網羅的に登録というのが難しいです。

形式の違い

各社スポットコンサルという用語は使われていませんが、ビザスク以外の会社が実施しているのは実質的にはビザスクでいうところのフルサポート形式と同じです。ビザスクだけがセルフマッチング形式という形式でのマッチングもあります。

セルフマッチング形式とは、ビザスクに登録した依頼者とアドバイザーの双方で直接やりとりする形式です。
フルサポート形式とは、スタッフが依頼者からの案件を受け、アドバイザーはスタッフを介して依頼者とやりとりする形式です。

案件数

フルサポート形式の観点から見ると、私の経験では、GLGが最もマッチングする案件が多いです。また、外資系では日本だけでなく海外の案件も取り扱っているので、案件の幅が広いです。

通訳がつくかは先方によります。私の経験ですが、通訳がついてコンサルを行ったこともある一方で、つかない場合もあります。通訳が不在のためになかなか議論が噛み合わないこともあるため、よいコンサルティングをすればそれだけ次の依頼につながるという観点から通訳をつけてもらうように交渉した方がいいかと思います。

注意点

ビザスクはセルフマッチング形式とフルサポート形式の案件があり、両形式を合わせた数では最も案件が多くなりますが、セルフマッチング形式は言うに及ばずフルサポート形式でも他社と比較してスタッフの能力が低く、スポットコンサルにも関わらず業務委託のような扱いをしてくる場合が多々あるので、注意が必要です。

スポットコンサルのメリット

  • 隙間時間を活用できる
    案件は 30~60 分と短時間がほとんどです。そのため、平日の仕事終わりなどの時間を活用できます。依頼者の都合によっては週末を利用することも可能ですが、依頼者も平日仕事の場合が多いので、自分から調整するのは平日より難しいかと思います。いずれにしろ本業に大きな支障をきたす可能性は低いと思われます。
  • 単価が高い
    案件にもよりますが、一時間あたり、5,000~50,000 円なので、時給としてはかなり魅力的なのではないかと思います。ビザスクは依頼者の提示した料金の 30% をビザスクが仲介手数料として取るので、実際に受け取る金額は 70% になります。他社の場合は、依頼者がいくら提示しているのかわからず、受け取る金額をそのままスタッフから伝えられます。
  • 自分の専門性を活かせる
    相談の内容は専門性が高い内容である場合がほとんどのため、自らの経験や専門性を存分に発揮することができます。逆に言えば、専門性が高いからこそ高単価であるとも言えます。

スポットコンサルのデメリット

  • スポットコンサル単体では安定した収入を得られない
    人にもよるとは思いますが、案件数は多くても月に 10 件程度かと思います。高単価とは言え案件も常にあるとは限らないので、あくまで副業という位置づけになるかと思います。

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