静音スイッチと私
私はキーボードの打鍵音が嫌いです。
なので、静音スイッチを使って「無音キーボード」を目指して作っています。
ここでは、今まで使ってきた静音スイッチを記録として残しておきます。
Kailh BOX Silent Pink
まだ自分で設計をする以前は、DZ60REV3.0をMill-Maxでソケット化して使っていました。
そのキーボードで使っていたのが、「Kailh BOX Silent Pink」でした。
このスイッチは、当時軽いと言われていたスイッチの重さが45gfだったのですが、それよりも軽い35gfになっています。
Kailh BOX Silent Pink
私は、ひとついいなと思える物があった場合は、冒険をして失敗をするのがイヤなので、しばらくこのスイッチをヘビーローテーションして使っていました。
しかし、当時のキースイッチ事情をチェックしていた人は知っていると思いますが、このKailh BOX Silent Pinkがディスコンするという噂が流れました。
しかし、各ショップにストックされていた量が結構あったようで、実際に買えなくなってきたのはだいぶ後の事でした。
しかし、ヘビーローテーションしていた身としては、乗り換え先を探さないといけなくなりました。
Gateron Silent Clear
そこで、いろいろ試してたどり着いたのが、ネット上ではあまり評判の良くなかった「Gateron Silent Clear」でした。
Gateron Silent Clear
このスイッチのなにが不評だったのかというと、擦れ音がするという事でした。
擦れ音は、Kailh BOX Silent Pinkでも不評はあったのですが、私は打撃音が嫌いだったので擦れ音はまったく気になっていませんでした。
なので、この不評を聞いた時はちょっと驚きました。
このスイッチも押下圧が35gfでかなり軽い部類に入ります。
しばらくは、Kailh BOX Silent Pinkと、このGateron Silent Clearで過ごしていたのですが、どうにも腕が疲れることに気づきました。
「軽いのに疲れる???」と思ったのですが、ネットで「軽いと腕を宙に浮かせておかないといけないので、その分疲れる」という書き込みを見たので、もうちょっと重いキースイッチを試してみることにしました。
Wuque Studio Silent Linear
63gfです。
でも、クセのないリニアスイッチで、押下圧の重さを全然感じません。
Wuque Studio Silent Linear
擦れ音も控えめで、遊舎工房で35個で2,530円なのでリーズナブルでもあります。
満足感がかなり高く、静音感も申し分なく、今後はもう遊舎工房でこれを買い続ければいいな、と思いました。
Akko FAIRY SILENT
もうキースイッチ選びは必要なくなったかなと思っていたのですが、ネットの情報がいろいろ入ってきます。
このキースイッチもネットで知った、45個入りで2,530円という、40%使いには嬉しいリーズナブルスイッチです。
この頃から自分で設計を始めており、ほとんどが40%なので、このスイッチだと1セットで1キーボードをまかなえてしまえます。
Akko FAIRY SILENT
このスイッチの押下圧は50gfで、腕の疲れが軽減されたのかどうかは分かりませんが、打鍵感・無音感は納得出来る感じでした。
しかし、このスイッチは遊舎工房で買ったのですが、なぜか取り扱いがなくなってしまいました。
また、Amazonでも売っていますが、ちょっと高くなっており割安感がなくなってしまいました。
このキースイッチをリピートするか悩んでいたところ、ネットでOutemuのサイレントスイッチが良いという情報を得たので、Aliexpressで買ってみました。
Outemu XCJZ Dopamine
日本ではあまり売ってるところが少ないOutemuのスイッチですが、Aliexpressでは普通に買えます。
しかし、最初はあまり冒険したくないので、Dopamineを35個くらい買ってみました。
Outemu XCJZ Dopamine
これは今でも、自設計のテンキーパッドで使っています。
35個はお試しとは言えない数ですが、これがなんともまぁ激安でした。
1キーが約35.6円でした。
このスイッチは、ほとんど擦れ音がありません。
打鍵感もかなり良かったので、40%キーボード用にも欲しくなりますが、ネットでさらに良いというサイレントスイッチの情報を得ました。
Outemu Silent Peach V2
かなり良いという噂とともに、セールをやっていると聴いたので110個のセットを買ってみました。
110個で2,991円なので、1個あたり約27.2円でした。
これも、XCJZ Dopamineに引けをとらず、打鍵感、静音感がかなりよく、今現在の私のMXキースイッチのスタンダードになっています。
(ただし、打鍵感、静音性に関してはDopamineの方が体感的には上でした)
Outemu Silent Peach V2
こちらはほんのりと擦れ音がしますが、この安さには変えられません😁
(Dopamineも、110個で3,345円なので3円くらいしか変わらないのですが…😅)
とりあえず、静音MXスイッチは「Outemu Silent Peach V2」で落ち着いています。
次からは自設計キーボードがロープロファイルになっていったので、静音スイッチもロープロファイルを探すようになっていきました。
Kailh Choc v2 Silent
出る出ると噂は聞いていたのですが、売ってるところの情報がぜんぜんなかったのですが、「コミックノイズ」というアケコンを扱っているお店で売っているという情報を得ました。
しかしリニアスイッチが売り切れており、泣く泣くタクタイルスイッチを64個買ってみました。
Kailh Choc v2 Silent
64キーのキーボード用にドンピシャの数しか買わなかったので、ピンを折ったりすると足りなくなるのですが、Choc v2のガイドピン用に空けたスルーホールが、基板の設計上はNPTHにしておいたのですがなぜかメッキされており、スイッチを押し込んだ時にちょくちょくガイドピンをスイッチの中に押し込んでしまったりもしましたが、なんとか全キー使えるように装着出来ました。
TReK 64 AVAIN rev2
このキースイッチはかなり擦れ音が強いです。
擦れ音は気にしないと言った私でも、気になるくらい強い擦れ音です。
なので、このスイッチはリピートしていません。
ロープロファイルの静音スイッチは選択肢がほとんどないのですが、巷で評判なのが「Kailh Choc v2 Deepsea Silent Islet」でした。
しかし、すごい人気なのかあちこちで売り切れてました。
そこで、Aliexpressのセールを狙って110個購入しましたが………控えめに言って最高でした。
Kailh Choc v2 Deepsea Silent Islet
かなり良いです。
打鍵感、静音性、申し分ないです。
知り合いに触って貰ったところ、称賛の嵐でした(言い過ぎ)。
Kailh Choc v2 Deepsea Silent Islet
このキースイッチは、Choc v2なのですがガイドピンがありません。
かなり扱い易いです。
ほんと、このガイドピン要らないです。
Lofreeは偉大です(違
というわけで、私の静音スイッチ遍歴を記してみました。
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