ClaudeがSlackに参加してくれたので、早速何ができるかをヒアリングしてみた
ClaudeがSlackアプリとして使えるようになったらしいです。
10/2時点では「Claude Team and Enterprise plans」向け機能としての提供らしいので、早速会社アカウントで設定してもらいました。
インストール方法を簡単に
設定作業自体は権限の問題で別の方に依頼しました。そのため手順については、Anthropicからきたメールを簡単に紹介するだけにとどめます。
- Slack App Marketplace から Claude アプリをインストール
- Claude で Slack MCPをインストール
- 各メンバーがSlack / Claudeにて自分のアカウントとの連携(たぶんOAuth認証)を実施
Slackでの連携・認証については、[@Claude]とメンションを送り、案内に従って作業するのが簡単そうです。
アクセスされる情報について明示されますので、企業のポリシー上問題ないかはチェックしておきましょう。
認証が終わると、Slackに追加されたClaudeアプリに英語のメッセージが残ります。
とりあえず自己紹介させてみる
Slackに新しくジョインしたメンバーということになりますので、自己紹介をさせましょう。
今回はこのような文章でメンションしてみました。
@Claude こんにちは。あなたの自己紹介をチームメンバーにお願いします。
・Slackであなたができること
・依頼されても対応が難しいこと
・将来的にできるらしいとAnthropicチームやシステムの実装から推測できること
この3つをお話しください。
返事が思ったより長文でしたので、「できること」についてだけスクショで紹介します。
SlackでClaudeができそうなこと
ざっくりみた感じ、完全ではないにしてもClaudeのコネクタ機能も使えるようになっているみたいです。Slack メッセージの読み取りについては、何回かヒアリングしてみたのですが、「ここからここまでは読んでますよ」という回答は得られませんでした。
ただ、スレッドの会話履歴を確認しながら回答しているような挙動は確認できました。よってより確実にコンテキストを渡したい場合は、スレッドを使うのが良さそうです。
難しそうなこと
いくつかの Remote MCP サーバーを作成して接続しているのですが、これは参照できていない様子でした。もしかするとリリースされたばかりなので、 Anthropic が開発したコネクタ以外の対応はこれからなのかもしれません。
とはいえ、Backlog や SentryなどからSlackにメッセージを連携させている場合、スレッドとしてClaudeにメンションを送れば、その内容自体はチェックさせることが可能そうです。
Claudeのメッセージは、一旦自分しか見えない形で生成される
この連携機能がよくできているなと思うのは、「返信をいきなり投稿しないこと」です。Claudeへメンションを送ると、「あなただけに表示されています」状態で返事が作られます。
つまり[Post to thread]ボタンをクリックしてはじめて、他のメンバーもClaudeが何を言ったか見れるということです。
なのでハルシネーションが起きている場合などでは、生成されたメッセージを採用しないという判断もできます。
[おまけ] Claudeによる使えるツールの説明
「結局なんのツールが使えるの?」と聞いてみたところ、この3つは使える様子です。
現在、私が使えるツールは以下の3つです:
*1. *Web Search(ウェブ検索)%%BOLD_PLACEHOLDER%%%%BOLD_PLACEHOLDER%%
• インターネット上の情報を検索できます
• 最新のニュースや情報、技術文書などを調べられます
• 私の知識のカットオフ(2025年1月末)以降の情報を取得する際に使用します
*2. *Web Fetch(ウェブページ取得)%%BOLD_PLACEHOLDER%%%%BOLD_PLACEHOLDER%%
• 特定のURLのコンテンツを取得して読み込めます
• ユーザーから提供されたURLや検索結果から得たURLにアクセスできます
• 認証が必要なページ(プライベートなGoogle Docsなど)にはアクセスできません
*3. *Artifacts(アーティファクト作成)%%BOLD_PLACEHOLDER%%%%BOLD_PLACEHOLDER%%
• コード、ドキュメント、HTMLページ、Reactコンポーネントなどを作成できます
• 作成したコンテンツは会話中で参照・更新できます
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