ChatGPTの"セッション切れ"で死んだ書きかけの長文を救う

晩冬を迎えつつある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
私は様々なLLMと戯れるこの日々の中で、きっとその熱で遠い異国の地の雪を少しづつ解かしています。

さて、ChatGPTに相談しようと長文をしたためていたところ、同僚から「少し話せるか」と急遽ミーティング。戻ってきた画面には残酷にもこんな文字が。

台パン。
まあまあな文章量を書いていたのですが、このダイアログは完全にモーダルになっていて、コピペすら許さない状況です。
流石に救い出さないという選択肢はなかったので、Developer Toolsで救出を試みました。

結局、プロンプトは idが#prompt-textareaなるdivに中身が入っていることが分かったので、

window.document.querySelector("#prompt-textarea").innerText

これで救出できました。

お前の文章の生殺与奪の権をwebアプリに握らせるな、ということですな。

Tips: こういう対象の要素を引っ張り出すコツみたいなもの

DevToolsには要素をクリックするとジャンプしてくれる機能があるので、基本的にはこれでたどり着けるのですが、こういうモーダルの画面などではクリックできなかったりします。

そういうときは、邪魔な要素を選択して、Stylesから visibility: hidden; を追加すると・・・(アハ体験です)

「お手伝いできることはありますか？」を消してみました。上にあるやつは消すと便利です。
まあ今回のケースは、セッションが切れていない状態で調べれば済むんですけどね。