10月2〜4日、初となるDevRelKaigiが開催されます。本記事では、そのDevRelKaigiの概要を紹介します！
DevRelKaigiとは？
DevRelKaigiは、DevRel（Developer Relations）に特化したカンファレンスです。開発者向けの製品やサービスを提供する企業が集まり、DevRelの最新トレンドや成功事例を共有します。
これまで、日本ではDevRelCon Tokyoシリーズと、DevRel/Japanというカンファレンスを行ってきました。前者は英語、後者は日本語で行っていました。両方ともコミュニティが主体になって行っていたのですが、半年間隔で行うのは負担が大きかったです。
そこで、2023年はこの2つを合わせてDevRelCon Yokohama 2023とDevRel/Japan 2023を同時開催しました。日本語トラックと英語トラックを用意したカンファレンスで、200人を超える参加者が集まりました。
この体験を踏まえて誕生したのがDevRelKaigiです。Kaigiとつけるのは、日本発のカンファレンスではよくある形かなと思います。RubyKaigi、FlutterKaigi、DroidKaigiなどが知られていますね。
DevRelとは？
DevRelとは、開発者と企業の架け橋となる活動であり、開発者コミュニティとの関係構築や製品の普及を目指します。日本では、2015年にDevRel Meetup in Tokyo（現DevRel/Tokyo）を立ち上げ、DevRelに関する知見を共有しています。
最近ではLinux FoundationがDevRelに関する団体DevRel Foundationを設立し、DevRelの重要性が世界的に認識されつつあります。国内では2023年に一般社団法人DevRelを設立し、コミュニティ運営を行っています。
DevRelで扱う主なキーワードとして、以下のようなものがあります。
- 開発者コミュニティ
- 開発者体験（DevX）
- 登壇・パブリックスピーキング
- ブログ
- ドキュメント
- オープンソース
- SDK
- API
- 動画
- ポッドキャスティング
- ハッカソン
DevRelKaigi 2025の概要
DevRelKaigi 2025は、2025年10月2〜4日に東京で開催されます。以下はその概要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カンファレンス名 | DevRelKaigi 2025 |
| 開催日 | 2025年10月2〜4日 |
| URL | https://devrelkaigi.org/ |
| 開催場所 | 2日：ソニーシティ大崎 3日・4日：ビジョンセンター市ヶ谷 |
2日
10月2日は、ワークショップデーになります。DevRelの実践的なスキルを学ぶためのワークショップが行われます。これは、日本語で実施されます。
詳細は公式サイトにて公開しますが、ワークショップの講師は以下の通りです。
- 中津川篤司さん@MOONGIFT
DevRelの基礎・開発者マーケティング - オダショーさん@mabl
開発者コミュニティ - 田中正吾さん@ワンフットシーバス
登壇・パブリックスピーキング - 小山正博さん@クラスメソッド
コンテンツ・テックブログ
3日
3日はビジネス・マーケティングデーになります。ビジネス面でのDevRelの利点や開発者マーケティングが主なテーマとなります。
キーノートスピーカーは以下の方々です。
- 日本語トラック
戸倉彩さん@IBM - 英語トラック
Don Goodmanさん@Formance
4日
4日はデベロッパー・コミュニティデーになります。デベロッパーアドボケイトやコミュニティマネージャーの個人的な経験やTips、開発者コミュニティに関するテーマが中心となります。
キーノートスピーカーは以下の方々です。
- 日本語トラック
松下享平さん@SORACOM - 英語トラック
Michelle Dukeさん（元GitHub）
参加方法
DevRelKaigi 2025への参加は、公式サイトから申し込みが可能です。
今回から、チケットの種類を細かく分けています。お弁当の余りを防ぎ、参加者のニーズに応じたチケットを用意しました。
- セッションのみ（リフレッシュメント、飲み物付き）
- セッション＋ランチ
- セッション＋アフターパーティー
- セッション＋ランチ＋アフターパーティー
- ワークショップのみ
- 個人スポンサー（セッション＋ランチ＋アフターパーティー＋スーベニア）
まとめ
DevRelKaigiは初のDevRelカンファレンスシリーズになります。また、社団法人としても初のカンファレンスになります。DevRelに関心のある方はぜひ参加してください！
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