DevRelKaigi 2025のセッション紹介(HERE Technologies 萩野たいじさん)
10月2日から4日にかけて東京で開催される国際DevRelカンファレンスDevRelKaigi 2025。その登壇者の一人である HERE Technologies の萩野たいじさんへのインタビュー動画です。セッションでどういった内容が聞けるのか、ぜひ参考にしてください!
※ 本セッションは英語トラック向けなので、インタビューも英語になります。
たいじさんはソリューションアーキテクトとして活躍しながら、長年にわたりDeveloper Relationsに携わってきた経歴を持っています。
本記事では、インタビューで語られた内容を簡単に紹介します。
自己紹介とバックグラウンド
たいじさんは HERE Technologies に入社して間もないながらも、ソリューションアーキテクトとして幅広い業界の顧客と新しいビジネスをつくる役割を担っています。以前はデベロッパーアドボケイトやテクニカルエバンジェリストとして活動しており、過去10年にわたりDevRelの実践を積み重ねてきました。趣味は空手やバスケットボール、バイクなどで、コミュニティの仲間とも交流を続けています。
DevRelKaigiロゴ制作の裏側
今回のカンファレンスロゴはたいじさんが手がけたものです。これまでのDevRel関連イベントのロゴとは異なり、よりオープンでグローバルな開発者コミュニティを表現することを意識してデザインしたと話しています。従来のイメージを一新し、より幅広い層に開かれたイベントにしたいという思いが込められています。
DevRel経験を活かした現在の仕事
現在の役割はソリューションアーキテクトとして顧客に技術提案を行う立場ですが、過去のDevRel経験が大いに役立っているといいます。技術デモやワークショップの実施、技術記事の執筆、コミュニティづくりなど、開発者に寄り添う姿勢が営業活動や顧客支援においても強みになっているとのことです。
新しいキャリアへの適応
DevRelからソリューションアーキテクトへと職種を変える中で、共通点を見つけて活かすことが適応のポイントだったと語っています。特にワークショップやコミュニティ形成といった活動は両方の領域に共通しており、スムーズなキャリア転換につながったそうです。
セッション紹介
たいじさんはBridging the Gap: Why Developer Relations and Product Marketing Must Work Togetherと題したセッションを行います。一般的にDevRelはコミュニティ活動やイベントのイメージが強いものの、本来はプロダクトマネジメントやマーケティングと連携することが重要だと強調しています。開発者からのフィードバックを取り入れ、製品やサービスをより良くする仕組みづくりがテーマです。
フィードバックプロセスとコミュニティ構築
良い製品を作るには、まず社内にフィードバックを取り込むプロセスを確立する必要があると説明しています。さらに、開発者コミュニティやユーザーコミュニティは、重要なユーザーやパートナーを見つけ出し、実際の声を集める場として大きな価値があると語りました。
日本市場と海外市場でのパートナー戦略
インタビューの終盤では、日本と海外の市場におけるパートナー戦略の違いにも触れています。日本市場では販売代理店よりもシステムインテグレーションパートナーの重要性が高いと指摘。SDKやAPIを活用したソリューションを提供するためには、統合力を持つパートナーとの連携が不可欠だと述べました。
まとめ
たいじさんのインタビューでは、キャリアの歩みや現在の仕事への取り組み、そしてDevRelKaigi 2025でのセッションに込められた思いが語られました。プロダクトとコミュニティ、そしてマーケティングをつなぐDevRelの本質に触れる内容であり、当日のセッションも大きな注目を集めそうです。
動画はYouTubeで公開されていますので、ぜひご覧ください。また、DevRelKaigi 2025への参加登録をぜひ!
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