「AWSに関する知識が身に付き実務の流れを体験できる!」デベキャンに参加して得たもの
はじめに
こんにちは!みゃっちーです。
現在大学4年生でクラウドエンジニアを目指し、日々AWSの勉強に取り組んでいます。
今回デベキャンプラクティス(以下デベキャン)に参加して得たものや学びを書いていきたいと思います!今後デベキャンへの参加を考えていらっしゃる方の参考になればうれしいです。
何故デベキャンへの参加を希望したのか
私はAWSのエンジニアを目指してアルバイトで資格試験のお金を稼ぎながら、勉強する日々を過ごしていました。そして順調に資格を取得し、4年生の夏に入社予定の会社の方と話しているとこんな思いを持つようになっていました。
「資格は取ったけど実務のイメージが湧かないな…入社してから期待してたけど資格だけって思われたくない…」
そこで資格取得を目的にするのではなく、手段として利用し何らかの実務に近い経験が積める場がないかと模索していました。そしていつものようにTwitterをあさっているとこんな募集が…
DevelopersIO BASECAMP(以下デベキャン)プラクティスは、好きなIT技術を就業や業務に活かしたいITエンジニアを対象にロールプレイを通した実務経験に近い業務の疑似体験を提供し、最新IT技術を活かした業務およびプロジェクトへの参画を支援するプログラムです。
本プログラムを通して、最新IT技術を業務で駆使するITエンジニアの育成と雇用機会の増加に寄与します。
探していたものはこれだ!!!と思いすぐに応募しました。
デベキャン全体の流れ
こちらの資料は1期のものなのですが、大きく分けて3つに分かれています。そして2期では1フェーズ目のAWSの構築が選考のための事前課題として出題されました。
1.事前課題
どんな課題が出されるのだろう…と簡易テストのようなものをイメージしてたんですが下記の2点でした。
- 「設計書からAWSの構築」
- 「構築した環境に対する顧客からの追加要望に対する回答の作成」
事前課題でこれだけ実践を意識した課題を出してくるの!?( ゚Д゚)
と喜びと同時に何としても受かって、このプログラムを受講しなければいけないと思いました…
そして2番に関しては回答を作成するにあたって必要な情報を収集する必要があるんですが、なんとコミュニティのDiscodeにいる発注者役のbotにヒアリングをするんです。このデベキャンにおけるAIを使った新しい教育システムの取り組みについては、こちらの記事に説明がありましたが画期的ですね。
実際に使ってみた実感としては結構よかったです。
学生だと黙々と課題をこなして相談するのも友達相手なので、きっちりとした質問をする機会というのが意外にないんですよね。そこでAI相手なら気軽に練習ができるので、質問をするということに対するハードルがかなり下がりました。
そして上記のAIを使った質問と今まで資格勉強で培った知識をフル活用し、回答の作成を行いました。
結果何とか合格!2期生として正式にプログラムへの参加が決まり、ミーティングと大まかな構成図から、パラメータ設計書の納品をする次のフェーズに入りました。
2.AWSの設計
デベキャンのメインが「実務経験に近い業務の疑似体験を提供」ということもあって、一部になりますが下記のようなものもすべて受講者で行いました。
- スケジュール管理
- 事前情報の読み込み
- ミーティングの前段階で必要な問い合わせ
- 発注者との日程の調整
- ミーティングの進行
- 質問対応
また、今回どのようなサービスを何故AWSの環境で、何を自社に依頼して、何を求めていて、どのようなスケジュールを考えているかなど、資格勉強をしているだけでは考えない領域まで意識して提案を行う必要があり、実務を行ったことのない自分にとっては大変でとてもいい刺激になりました。
メンターの方にもAWSに関することだけではなく、エンジニアとして必要なこの辺りのサポートやフィードバックも手厚くしていただき、社会人になる大きな一歩として一回り成長できたように感じています。
紆余曲折ありつつ何とかAWSの設計フェーズの成果物を納品。次に発注者にヒヤリングを行い、最終的に提案プレゼンを行いました。
3.プリセールス
こちらに関しても提案を行うのはAWSに関わることだけではなく、例えば人員や開発期間、作業スコープなど実務を行う中で何が必要かを考えた提案する必要がありました。
そして実際に自分の考えたことを提案するにあたって、似たサービスとの違いや選定理由を説明する必要があると思うのですが、これがとてもいい経験になりました。今までは参考書にでてくるサービスを「そうなんだー」と流し読みしていたのですが、「あのサービスとこのサービスの違いはどこに書いてある!? と特定の内容が書いてある本やブログを探すという作業が増えました。違いを一度誰かに説明すると自分で絶対忘れないんですよね。このプログラムで何度も言われている「アウトプットをする!」ことの大切さを身に染みて知りました。
最後には他の受講者の方となぜ自分がそのような構成にしたかを話し合う時間があり、一人ひとりのこだわりポイントなどを知ることができとても楽しかったです!
LT大会
デベキャンではAWSJさんの会場で行われるLT大会もあり、プログラムと並行して各自が準備をし発表を行いました!発表会の様子はこちらでまとめてくださっています!
逆方向の電車に乗って神奈川まで行くというハプニングもありましたが、自分にとって初めて他の受講者さん、運営さん、メンターさんと直接お会いする機会でとても楽しかったです!
発表は流石にプログラムと並行して作成してるから全員簡単な感じかな…とも思ったりしたんですが、ものすごく力を入れていて参考になることばっかりでびっくりしました。LT大会いいな…学校でも開こうかなって思ったり…
ちなみに私はデベキャンコミュニティの中でIaCツールについての話題が出ており、聞いたことないけどとりあえず触ってみよう!ということでその経験をまとめてみました!
まとめ~デベキャンから得たもの~
技術的なことも細かいものもたくさんあるのですが、学生の視点から見て大きく3つあると思います。
1. AWSに関する知識が身に付き実務の流れを体験できる
私もそうですがAWSの勉強を始めて、誰もが一番最初にあたる壁というのが資格勉強から実務へのステップアップだと思います。このステップアップをサポートするようなプログラムは中々なく、デベキャンで掲げられている通り、実務の流れを一通り体験できるというのは大きな学び、経験になりました。
2.自分で物事を進める自走力をつけられる
成果物として提出する日は決まっていますが、発注者からどんな情報を聞き出して、どの要望を重要視するかは受講者に完全に委ねられています。そのため受講者それぞれ考えに対する最適解はあるかと思いますが、共通の正解が存在せず自分で何が必要な情報なのかを取捨選択して、成果物完成の判断、提出まで自走します。なかなかこんな経験を積める機会はないかと思います。
3.積極的に自分からアクションを起こせるようになる
デベキャンではメンターはあくまで受講者のアウトプット、行動に対するフィードバックなどを行う相談役として動いてくださっており、指示や答えになるような内容の提示はできる限り行わないようにしてくださっています。そのためメンターの方へのフィードバック依頼、相談。その他発注者との日程調整、質問送付はすべて受講者自身でアクションを起こします。
学生だとこんなアクションはバイトや就活で少しするくらい…なので、初めは中々抵抗があるのですが、終わったときにはかなりなくなったと感じます。本来はこれを入社してから経験すると考えると恐ろしいです。
最後に
読んでいただきありがとうございます!
デベキャンのようにここまで充実したプログラムを無料で受けられる機会は中々ないと思うので次回デベキャン3期が開講される際は是非受講をお勧めします!
デベキャンコミュニティには今回のデベキャン以外にも様々な学習イベントが実施されているので次回の参加を考えている方は是非コミュニティに入ってみてください!つよつよエンジニアの方々に技術的な質問も気軽にできますし、私もいるので気軽に話しかけてくださいね!
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