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ドキュメント移行を考える(Evernote2obsidian)

2023/12/03に公開

1. はじめに

ずっとやらなきゃと思っていたEvenoteからのドキュメント移行をやってみました。
参考になれば幸いです。

読み手の対象:

  • evernote から他のドキュメントサービスへと一括移行したいと考えている方
  • evernote デスクトップ版を利用できる方
  • WSL2 上のubuntuでアプリケーションのインストールができる方

2. どう移行したか

2.1. データのエキスポート

普段はWeb版とモバイル端末での利用に絞って使っています。データを取り出す場合、web版だとエキスポートが出来ないので、デスクトップ版をインストールして、ENEX形式に変換します。
ディスクに余裕のある方は、アーカイブ用にHTML形式への変換も実施しておくとよいと思います。

(1) デスクトップ版の入手・インストール
(2) エキスポート操作

https://help.evernote.com/hc/ja/articles/4403616330387-ノートを-PDF-にエクスポート

2.2. データのコンバージョン

Obsidianへのファイル形式でもあるmarkdown形式へと変換するやり方を紹介します。

  • google で"evetnote to markdown"で検索するといくつかやり方が出てきます。
  • Yarle がよさそうだったので、windows wsl2 ubutu 環境で試してみます。
# (1) node の環境切り替えツールとnodeをインストールします。
$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.5/install.sh | bash
$ source ~/.bashrc
$ nvm install --lts --latest-npm
$ nvm alias default 'lts/*'

$ npm install yarle-evernote-to-md@latest

# (2) 環境に応じて、config.jsonファイルを用意ください。
$ vi ./config.json 

# (3) コンバージョンを実行します。
$ node ./node_modules/yarle-evernote-to-md/dist/dropTheRope.js --configFile ./config.json

2.3. データ確認

オリジナルの文書からmarkdownファイルとイメージファイルの分離ができました。

そのあとはmarkdown ファイルをresouceファイルをObsidianのローカルフォルダに移動します。

あとはObsidianで確認します。タイトルのだぶりなど書式で気になる点はありますが、なんとかできたようです。

あとは時間つくって文書間のリンク付けやってく感じです。これは別途ですね。。。

参考: https://publish.obsidian.md/help-ja/ここからはじめる

3. まとめ

これまで10年以上Evernote を使い続けていましたが、Notion、One-Note等クラウドサービスの使い分け、Evernoteを取り巻く環境も変化してきていることもあり、今年の終わりにIT断捨離するぜ!と思い立ち、本日実行しました。

最初のドキュメントの作成日付みたら2009年でした。evernote 長い間本当にありがとう!!
(使用期間:1000ドキュメント/14年、ドキュメント変換:3.0時間)

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