Google cloud の雲間に覗き見えたもの
人生何が起こるかわからない
2025年も終わろうとしていますが、DSK (株式会社電算システム) アドベントカレンダー第17日目 です。
生まれて初めてブログみたいなことにチャレンジしました。
さらに、私は今年3月に部署異動となりGoogle王国への入国が許可されました。ここは広大なGoogle文化が広がる、別天地!外から見た移動先事業部はGoogleをやっている、GoogleのサービスってGWS、GCP、最近は生成AIなんかもやってるぐらいの知識しかなく、そんな私がGenerative AI Leader の認定試験を受けることになり、2回目の受験でなんとか合格できた奮闘記です。
オコトワリ・・最初に言っておきます
Zennがエンジニアの為のコミュニケーションの場という事は、アドベントカレンダーに参加を決めた後に知りました。。読者の皆さん、ごめんなさい。
だって、私への誘い文句が「アドベントカレンダーで記事を書かない?」だったんです。アドベントカレンダーって言葉さえも、本当は知らなかったのに、「アホ」って思われたくなくて、引き受けてしまいました。。。エンジニアでもない、Googleサービスの営業でもない、会社がIT企業ですぐらいの人間です。
お役に立てるような情報は全く書けません。ただ、非エンジニアの思考回路ってこんなんだ。。。っていう事が分かる?程度の情報です。
Googleの認定試験を受けて、感じたこと、経験できたことの散文ぐらいに思っていただければと思います。
意味のない自信は危険
私の頭の中は「じぇねれいてぃぶ、えーあい、りーだー」。人前で、この単語を発するときは恐る恐る小さな声で「じぇねれいてぃぶ エーアイ? リーダー? の試験てさー・・・」よく聞く単語だけが脳内でカタカナになるような私が、よくもまぁGoogleの認定試験を受けようと思ったものです。
今となっては、なんで受けようと思ったのか、それすらも覚えていませんが、4択だと知って、自信がわいてくるところが私の意味不明な良いところ。
なんせ、センター試験のさらに前、共通一次試験時代にマーク式の洗礼を受け、知ってなくとも、回答を半分に絞れるという「技」を身に着けている(ハズだ)。
受験申込にもあたふた
まずは、会社有志が主催してくれている「Generative AI Leader 試験対策講座」に申し込む。教科書もあるし、問題練習も用意されてる。おっと、学習時間も必要ですが、受験手続というものをしないとそもそも試験が受けられない。どの資格に申し込むのか、その試験をオンラインで受けるのか、リアル会場で受けるのか、試験日をいつにするのかなどをWebassessor にアクセスし申し込み手続きを行います。
ここまでたどり着くまでも不安とドキドキ。Webassessor では、[My Assessments] ページから、スケジュールされた試験のスケジュール変更やキャンセルを行うこともできるので、準備不測の理由で先延ばしもできますが、、、自分を追い込んだ方が後々楽なので、その考えはパス!。
再チャレンジ
1回目の試験は、落ちました。4択問題に、意味のない自信をもっていた私は、終わった後の感触もまんざらではありません。それなのに!不合格を告げる受験モニターの画面に釘付けになった。『え、もう結果がでるの?え?え?・・・不合格って・・・」試験に落ちるって感覚、、久しぶりだなぁ。。 😿
どんな試験にも、出題範囲というものと範囲のカテゴリー分けを押さえることは、ある意味受験のコツの一つだと思う。(偉そうに言うな!みんな知ってる事だ)
学習すべき内容の体系(カテゴリー)とそれがどう試験に反映されるかを俯瞰的に理解できていると、効率的な学習ができるし、記憶力に全く頼れなくなってきている年齢での受験において、合否を大きく左右する。
知識を吸収するには覚える対象についてのストーリーやイメージがないと覚えられない。若いころにはできた丸暗記や一夜漬け的なことは全く当てにできない。
わかっていたはずなのに、1回目の試験では、それを思い知らされた.
追い打ちをかけるように2,3日後には、試験に落ちたことを告げるメールも届きました。しかも落ちてから14日間は再試験の申し込みはできない!もう一度、ちゃんと勉強して来いよ!的な指導でしょうか。
受験結果のお知らせではどの分野が合格ラインに達していなかったかを教えてくれます。これは親切。次回に向けて、学習の指針が決まります。私が愕然としたのは、自分では理解ができていたと思っていた分野の回答率が一番悪かったことでした。
スコアレポート

Google のサービス体系の大前提を知る!
教科書にはきちんとカテゴリ分けがされてあった。。。ただ、そのカテゴリー分けの意図が全く分からなかった。
例えば『Vertex AI』の説明はあちこちで出てくる。『あれ?さっきも見たよね?でも、なんでこっちでもVertexAIがでてくるの。そもそも、Googleのサービス体系ってどう整理されてるの?アプリケーション?プラットフォーム?ツール? サービスカットの区切りが分からない。名前も似てるし、昔と微妙に違うよね?やめて~~覚えられない!』
本当に、意味不明だった。
だから私はGemini君にひたすら質問を重ねた。
Gemini君への質問
恥を忍んで、私がGemini君に質問したことを公開すると
・Google Cloud のマネージドサービスにはどんなものがありますか?
・Google Cloud サービスを分類して教えてください。
・TPUとは
・Google Cloudのオープンアプローチがリスクを低減する理由は何ですか?
・Google Agentspace とvertex AI の違いを教えてください。
・AIモデルの限界に対しての対処法のRAGとグランディングの違いは何ですか?
・Google cloudの生成AIサービスの一つvertexAI にはどんな機能がありますか?
・拡散モデルの拡散とはどういう意味で使われていますか?
・AIシステムの説明可能性とは何ですか?
どうして可能性なのですか?
・Gen AIランドスケープとはどのような概念ですか?
・AIワークロードとは何ですか?
・Google deep mind とはどのような概念ですか?
・AIエージェントを作成するために必要なツールと手順を教えてください。
私の混乱状態は上記の質問から分かってもらえると思います。質問のメッシュというか、レベルと言うかがバラバラ過ぎる。一つだけ分かっていることは、私はGoogleサービスの体系がよくわかってないという事でした。
試験対策としては教科書の熟読や用語集暗記が良いのだろうけど、『そもそも』が知りたい私はディープリサーチの深い沼にはまっていくのでした。
Google Workspace 変遷のまとめ
Google Workspaceの進化:Google AppsからG Suite、そしてGoogle Workspaceへの変遷と戦略的展望
↑( Google ディープリサーチのお題)
何をするにも「?」から始まる。Gemini君との2人3脚を通じて、しみじみと感じたGemini君の良いところは
きっとこれだって、Gemini君の良いところのほんの一部。Gemini君が教えてくれた後で、もう一度教科書にもどると『教科書にかいてあるじゃん!最初からっ!』だった。
でもこれに気が付いたのも、自分の頭の中で体系の整理ができたから。
テスト範囲のカテゴリー分けがわかってくると模擬課題を解くときでも、今の問題がどこのカテゴリーの問題なのかがわかり、間違えても、どこに戻って復習すればよいか、何を聞いている問題なのかがよく分かるようになった。
そんなこんなで、結局は無駄な抵抗とは思いつつ、一夜漬けもやって、何とか2回目で合格できたのでした。
受験後の感想と私にとっての意義
受験を通じて、Googleのそのものについて知らなかったことがたくさんあったことが分かった。(覚えられないけど!)
そう学生時代のときだって成績向上しない理由って、自分が何を知らないのか、なにを理解できていいないのかががはっきりとしないときは、思うように成果が上がらなかった。それと少しも違わない。学校の成績ならそこで知識が身につけば終わりだが、ビジネスの世界ではそこがスタート地点。ビジネス商材を理解し、商材のポイントを自分なりの視点で持たないと勝負にならない。その点で今回の試験を受けることで、少しショートカットができたような気がする。体系的に、しかも強制的に勉強することで、いくらかはスタート地点に近づくことができたことは、私にとって大変意義のある経験でした。
お礼とお詫び
為になる技術的情報も何もなく、またMarkdown の記法も目次と太字にするくらいしかわからず、読みにくい、だらだらと散文的なアドベントカレンダー17日目を最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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