Geminiアプリ Canvas「作成」機能を試してみた
こんにちは!
今回は、2025年5月20日のGoogle Workspaceアップデートブログで発表された、Geminiアプリの Canvas機能に搭載された「作成」機能を試してみました。
Canvasの「作成」機能とは?
簡単に言うと、Geminiアプリ内でCanvasでまとめられた内容やDeepResearchなどで収集・生成した情報を元に、ワンクリックで様々な形式のドキュメント(Webページなど)を自動生成できる機能です。
より詳しくは、公式のアップデート情報も参考にしてみてください。
今回試したこと:DeepResearchの結果からWebページとスライドのたたき台を作成
GeminiアプリのDeepResearch機能で得た情報を元に、まずは「Webページ」を作成して、別の見せ方としてカスタム指示を利用して「Webスライド形式」のドキュメントを作成してみました。
手順
①Geminiアプリで気になるトピックをDeepResearch:
まずは情報収集。Geminiアプリで「Geminiの最新トレンドについて教えてください。」と入力してDeepResearchを実行しました。
②生成されたレポートを確認:
しばらくすると、関連情報がまとめられたレポートが生成されました。
③レポートから「Webページ」を作成:
レポート画面の右上に表示される「作成」ボタンをクリックし、「Webページ」を選択します。
④生成されたWebページを確認:
DeepResearchの内容を元にしたWebページが生成されました。
Canvasの「プレビュー」から動作を確認できます。
⑤レポートから「Webスライド形式」を作成:
ここで、縦長のWebページではなく、スライド形式でアウトプットを作りたかったので、別の方法での「作成」を試そうと思いました。
Geminiアプリの右上の「このチャット内のファイル」ボタンからこのチャットの中で作成されたCanvas、DeepReserchのレポートが一覧で表示されるので、先ほど作成したDeepReserchのレポートを開きます。
再度「作成」ボタンをクリックし、今度は一番下のカスタム指示の欄に「Webスライド形式」と入力しました。
⑥生成されたWebスライドを確認:
情報がスライド形式のような形に整形され、「プレビュー」では下のボタンでページ遷移できるような形で出力されました。
試してみた感想
Webページ形式だと情報の羅列に見えがちだった内容も、スライド形式にすると各スライドの役割が明確になり、構成案として非常に優秀だと感じました。
まさに「たたき台」として、ここからさらに情報を肉付けしたり、デザインを調整したりするのに非常に良いスタート地点になります。
どのような順番で、どのように見せれば伝わりやすいか、という資料作成の基本構成を学ぶ上でも役立つのではないでしょうか。
🚀 次のステップ
Canvasの「作成」ボタンには、今回試した「Webページ」「Webスライド形式」の他にも、
- インフォグラフィック:構造化された形式や視覚的な要素(リスト、ビジュアルなど)を用いて、分かりやすく整理して提示する形式、「Webページ」より視覚的な要素が多いイメージです。
- クイズ:多肢選択式または正誤形式のインタラクティブなクイズを生成
- 音声概要:2人がポッドキャスト形式で内容の説明をしてくれます。(NotebookLMの音声概要と同じような機能)
といった選択肢があります。
どれもおもしろく、業務や学習の様々なシーンで活用できそうです。
おわりに
今回は、2025年5月20日のGoogle Workspaceアップデートブログで発表されたGemini アプリのCanvas「作成」機能を試してみました。
情報収集からアウトプットの雛形作成までをシームレスに行えるこの機能は、特に資料作成の機会が多い方や、新しい情報を効率的にまとめたい方にとって強力なサポートになる可能性を感じます。
皆さんもぜひ、新しい機能を触って、自分なりの活用法を見つけてみてください!
Discussion