【NotebookLM】アップデート:ビデオ概要とSTUDIO UIの進化【音声概要が複数もてるぞ】
NotebookLMが、ユーザーの生産性をさらに向上させるための画期的なアップデートを発表しました。今回のアップデートでは、ビデオ概要機能の公開、より柔軟な操作を可能にする新しいSTUDIO UIが導入されました。
ビデオ概要の公開
NotebookLMのビデオ概要機能は、ノートブックのソースから要点を素早く把握するのに役立つ強力なツールです。
Google I/O 2025で発表されてから早く来ないかなと思っていました。
公開時点では英語のみ、多言語対応もしっかりサポートされるそうです。日本語が待ち遠しいですね。
NotebookLMのXでの投稿によると「まずは英語とデスクトップ」とのことですが、つまりはモバイル対応も検討されているのでしょうか?
ビデオ概要で動画を生成してみた
音声概要よりも時間がかかるのは当然と言えば当然ですが結構待ちます。
しばらく待つと今回は8分45秒の動画が生成されました。動画はMP4形式でダウンロードもできます。
音声概要もそうですが10分以内の生成仕様かもしれませんね。
生成された動画解説の画面にはダウンロードの他、共有ボタンが表示されており、通常のノートブックの共有画面とは異なり、動画解説に直接アクセスできるURLのコピーが可能です。
ノートブックを閲覧できるユーザーのみが、共有された動画解説を閲覧できます。
と明記されていました。ちなみに動画を削除するとURLは無効になるようです。
ビデオ概要のヘルプページも追加されています。
新しいSTUDIO UI
Studioはノートブックの右側のカラムのことですね。こちらのStudioのUIが変わりました。
これにより、ユーザーはより効率的に情報を整理し、活用できるようになりました。
上記のビデオ概要の記事と一緒に公式に記載してありますが、今後数週間で全ユーザーに展開される予定、とのことです。
右側、Studio部分だいぶ変わりましたね!
ボタンにフォーカス当てるとアイコンが動いてかわいいです ✨
同じソースから複数の出力を生成
これまで要望の多かった「音声概要の複数生成・保存」が可能になりました。例えば、同じソースから日本語と英語の両方の音声概要を作成し、保存しておくことができますね。
「カスタマイズ」を使ってさまざまな焦点での音声解説を生成してみてもいいかもしれません。
カスタマイズを使って複数の音声概要を出してみる
サンプルデータの就業規則から「夏季休暇」と「退職」の音声概要をそれぞれ生成しました。
カスタマイズには「夏季休暇について」「退職について」とそれぞれ指示を入力して生成しました。
生成された音声概要のファイル名が熱い笑
音声概要は現在10分未満の長さでの生成になるので、カスタマイズで焦点を絞って複数生成するのは重要ですね。
以前だったら生成して、ダウンロードして、削除して、また生成して…を繰り返していたでしょう。
出力作成時のソース選択
レポート作成時に、ソース一覧から必要なソースを個別に選択できるようになりました。
これにより、内容の異なる複数のソース(例:旅費規定と就業規則の規定)から、それぞれに特化した音声概要や学習ガイド、FAQなどのレポートを生成することが可能になり、レポートの使い勝手が大幅に向上しました。
ソースの選択で絞り込んで、レポート(学習ガイド・タイムラインなど)を生成。
音声概要はカスタマイズで手動で焦点を絞ることができましたが、レポートはそれができず全ソースから文章を生成していたのでこれは大変助かります😭
音声概要を聴きながら他の機能を利用
音声概要を再生しながら、チャットやFAQなどの他の機能を使用できるようになり、マルチタスクでの作業がスムーズに行えます。
富井の場合、音声概要を聞いてる時は操作を止めていたなと、ちょっと記憶にないですがそういったアップデートのようです。
Studioパネル内でマルチタスクを実行できるようになりました。オーディオ概要を聴きながら、同時にマインドマップを確認したり、学習ガイドを確認したりできます
たしかに!学習ガイドを開くと音声再生パネルが隠れていたので使えなかったかもしれません。
注意点もある(モバイル利用の場合)
モバイルアプリでは、最初に生成された音声概要のみが再生されるようです。
せっかく複数の音声概要を持つことができるようになったので、今後のアップデートで複数の音声概要が選べるように改善されると嬉しいなと思いました。
また、モバイルでは音声概要を再生しながらチャットの利用はできませんでした。
まとめ
今回のNotebookLMのアップデートは、特に動画コンテンツの活用や、複数の情報源からの効率的な情報整理を求めるユーザーにとって、非常に大きなメリットをもたらすでしょう。
ぜひ新しい機能・UIを活用してみてください!
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