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API, 通信プロトコル関連備忘録

でんちゅーでんちゅー

APIの種類

  1. REST API (Representational State Transfer)
    特徴: ウェブ標準に準拠し、HTTPリクエストを使用してデータにアクセスします。状態レスであり、クライアントとサーバー間の明確な分離が特徴です。
    用途: ウェブサービス、モバイルアプリケーション、クラウドサービスなど。
  2. GraphQL API
    特徴: クライアントが必要とする正確なデータを要求できる柔軟なクエリ言語を提供します。
    用途: 複雑なデータ構造を持つアプリケーション、高いカスタマイズ性が必要なアプリケーション。
  3. SOAP API (Simple Object Access Protocol)
    特徴: XMLベースのプロトコルを使用して、ネットワーク上のノード間でメッセージ交換を行います。
    用途: 企業レベルのウェブサービス、金融サービス、テレコミュニケーション。
  4. WebSocket API
    特徴: リアルタイムの双方向通信を可能にします。
    用途: チャットアプリケーション、リアルタイムの通知システム、オンラインゲーム。
  5. RPC API (Remote Procedure Call)
    特徴: クライアントがサーバー上の関数やプロシージャを呼び出すことができます。
    用途: 内部ネットワークでのサービス間通信、マイクロサービスアーキテクチャ。
  6. JSON-RPC & XML-RPC
    特徴: それぞれJSON、XMLを使用してRPC通信を行います。
    用途: シンプルなリモートプロシージャコール、クロスプラットフォーム通信。
  7. OData (Open Data Protocol)
    特徴: RESTベースのプロトコルで、標準化されたクエリとデータ操作を提供します。
    用途: データ集約型アプリケーション、ビジネスインテリジェンス。
  8. gRPC (Google Remote Procedure Call)
    特徴: HTTP/2を基盤にし、高性能で軽量な通信が可能です。主にプロトコルバッファを使用します。
    用途: マイクロサービス間の通信、高性能が要求される分散システム。
  9. Streaming API
    特徴: データストリームをリアルタイムで送信します。
    用途: ビデオストリーミング、リアルタイムデータ処理。
  10. RESTful JSON API
    特徴: REST原則に準拠し、JSON形式でデータを交換します。
    用途: ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション。
でんちゅーでんちゅー

通信プロトコルの種類

  1. HTTP/1.1
    説明: HyperText Transfer Protocolの初期バージョンで、ウェブページのデータ交換に使用されます。
    特徴: 同時に複数のTCP接続を開くことで、リクエスト/レスポンスの遅延を軽減します。
  2. HTTP/2
    説明: HTTPプロトコルの改良版で、より効率的な通信を可能にします。
    特徴: 単一のTCP接続上で複数のリクエストとレスポンスを同時に処理できるマルチプレクシング、ヘッダ圧縮などを特徴とします。
  3. HTTP/3
    説明: HTTPプロトコルの最新バージョンで、QUICプロトコルを基盤にしています。
    特徴: UDPを使用し、TCPの問題点であるヘッドブロックを解消し、より高速な通信が可能です。
  4. WebSocket
    説明: ウェブブラウザとウェブサーバー間でフルデュプレックス通信を可能にするプロトコル。
    特徴: リアルタイム通信に適しており、一度の接続確立後、サーバーとクライアント間で継続的なデータ交換が可能です。
  5. MQTT (Message Queuing Telemetry Transport)
    説明: 軽量なメッセージングプロトコルで、主にIoTデバイス間の通信に使用されます。
    特徴: 小さなデータパケットと低帯域幅を使用し、低電力での通信が可能です。
  6. FTP (File Transfer Protocol)
    説明: ファイルの転送に特化したプロトコルです。
    特徴: サーバーとクライアント間でファイルをアップロードおよびダウンロードするために使用されます。
  7. TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol)
    説明: インターネット通信の基礎となるプロトコルスタックです。
    特徴: TCPは信頼性の高い接続指向型の通信を、IPはデータのルーティングとアドレッシングを担います。
  8. UDP (User Datagram Protocol)
    説明: TCPに比べて軽量で、接続を確立せずにデータを送信するプロトコルです。
    特徴: 低遅延が要求されるアプリケーション(例: ライブストリーミング、オンラインゲーム)に適していますが、TCPのような信頼性はありません。
  9. SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
    説明: 電子メールの送信に使用されるプロトコルです。
    特徴: メールサーバー間やメールクライアントからサーバーへのメール送信に利用されます。
  10. IMAP/POP3
    説明: 電子メールの受信に使用されるプロトコルです。IMAPはInternet Message Access Protocol、POP3はPost Office Protocol version 3を指します。
    特徴: IMAPはサーバー上のメールを管理し、POP3はサーバーからクライアントへメールをダウンロードします。
    これらのプロトコルは、インターネット上でデータをやり取りするための基本的な方法を提供し、それぞれ特定の用途やニーズに最適化されています。