🎂

E資格(2025#2)に挑戦した話【結果・考察編】

に公開

はじめに:E資格、合格しました!

こんにちは!現在大学4年生の とうふ と申します。
Zennへの投稿は今回8回目になります。

先日、【準備・学習編】の記事を公開しましたが、この度、E資格(2025#2)に無事合格することができました!

https://zenn.dev/dem3860/articles/bd0016643945b4

応援してくださった皆様、そして準備編の記事を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

この記事では【結果・考察編】として、

  • 試験の結果と本番の体感
  • 合格できた勝因と、今だからこそ思う反省点
  • これから受験する方への具体的なアドバイス

などをお話ししていきたいと思います。準備編と合わせて、今後E資格の受験を考えている方に少しでも役に立てば嬉しいです!

試験結果と本番の体感

結果

結果は以下のとおりです。

  • 合否: 合格
  • 分野別得点率:
    • 応用数学: 73%
    • 機械学習: 83%
    • 深層学習: 91%
    • 開発環境: 100%

試験にはある程度の手応えがあったので「きっと大丈夫だろう」と思っていましたが、実際に「合格」の文字を目にしたときは、ホッとしました。分野別の得点率も、概ね試験中の手応え通りの結果でした。

試験本番の体感

  • 時間: 時間配分としては120分のうち70分を問題を解く、残りの時間でチェックをつけた問題の見直しを行いました。
  • 難易度: 全体的な難易度はあまり詳しく書いてはいけないのでざっくりですが、単なる知識の暗記だけでは解けない、思考力や本質的な理解度を問う問題が多かった印象です。
  • 問題の特徴: しっかりと理解していないと選択できない問題が多かった印象です。理論的な部分を理解せず、暗記で乗り切ろうとすると難しかっただろうと感じました。

合格のための勝因分析

今回、1ヶ月という短い集中対策期間で合格できた勝因を自分なりに分析してみました。

1. Geminiとの対話による「壁打ち学習法」

これが個人的に最も効果的でした。【準備・学習編】でも少し触れましたが、白本などの問題集で分からなかった点をインプットし直した後、「この技術は、つまりこういうことだよね?」と自分の言葉で要約してGoogle Geminiに投げかける、という学習法を徹底しました。

Geminiが「その理解で合っています」と返してくれれば知識の定着を確認でき、「少し違います。正しくは〜です」と指摘されれば、自分の理解のズレを即座に修正できました。受け身の学習ではなく、能動的に知識をアウトプットするこのプロセスが、記憶の定着に絶大な効果を発揮したと感じています。

2. 問題演習の質

ただ問題数をこなすのではなく、一問一問の質を徹底的に高めることを意識しました。具体的には、解説を丁寧に読み、少しでも曖昧な部分があれば参考書や松尾研の講座資料に戻って確認する、という作業を繰り返しました。

特に「なぜこの選択肢は間違いなのか」「なぜこの関数がここで使われるのか」を自分の言葉で説明できるようになるまで深掘りしたことで、単なる暗記ではなく、本質的な理解に繋がったと思います。

今だから思う反省点・改善点

もちろん、反省点もあります。以下の点はもっと頑張るべきだったと思いました。

  • 講座期間中の復習をもう少し頑張ればよかった
    • 講座を受けている間は「授業を聞いて課題をこなす」だけで満足してしまいがちでした。週末に時間をとり、その週に習ったことを復習する習慣があれば試験直前の詰め込みが少しは楽だったかなと思います。
  • 応用数学分野をもっとちゃんとやるべきだった
    • 得点率からもわかるように、応用数学分野だけ得点率が低いです。瞬時に数式が出てくるくらい問題演習を積み重ねておけばもっと素早く正確に解くことができたのだろうと思いました。

これから受験する方へのアドバイス

最後に、これからE資格に挑戦する方へ、いくつかアドバイスを書いておこうと思います。特に自分と同じように学生の受験者に向けてになります。

  1. とにかく早く認定プログラムを修了させる
    • E資格対策は、認定プログラムを修了してからが本番です。まずは修了要件を満たすことに全力を注ぎ、1日でも早く問題集に取り掛かれる状態を作りましょう。
  2. 問題集は「なぜそうなるか」を徹底的に理解する
    • ただ暗記するだけでは太刀打ちできない問題が多いです。特に実装問題は、コードの一行ごととは言わずとも大事な部分が「なぜ必要なのか」を自分の言葉で説明できるようになるまで深掘りすることが合格への近道だと思います。
  3. 生成AIを最大限に活用する
    • 取り組んだことでも書いた通り、AIとの壁打ち型の勉強はすごく役に立ったと思います。自分の理解が曖昧であることを知ることができるのでぜひ活用して勉強をしてみていただきたいです。

おわりに:E資格の次に目指すもの

E資格の学習を通じて、Deep Learningの理論と実装を体系的に学ぶことができ、AI技術への解像度が飛躍的に高まりました。この知識は、卒業研究はもちろん、これからのキャリアを考える上でも大きな自信に繋がっています。

今後は、この資格勉強を活かし、さらに学習を進めていきたいと思います。実際に自分で一から実装をして動かすなどもしてみたいです。

この記事が、これからE資格に挑戦する誰かの役に立ったら嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Discussion