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挑戦が歓迎される場所:クラシルリワードAndroidインターン編

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はじめに

こんにちは、delyでAndroidエンジニアとして内定者インターンをしているだっちょです。
この記事では、私がdelyの内定者インターンに参加した経験と、そこで得られた学びや気づきについてお伝えします。

これからdelyでのインターンを検討している方はもちろん、「事業会社のインターンって実際どんなことをするの?」「エンジニアとしてどう成長できるの?」 といった疑問を持つ方にも、リアルな体験談として参考にしていただければ嬉しいです!!!!

内定承諾した理由

興味を持ったきっかけ

私は元々、何かを作ることに強い関心があり、料理をすることもそのうちの1つでした。
特に料理のレシピを調べる際にYouTubeの「クラシル」を頻繁に利用しており、分かりやすい動画レシピな上に本格的なのに魅力を感じていました。
当初はクラシルを運営する会社について詳しく知りませんでしたが、就職活動を進める中で、クラシルがdely株式会社のサービスであることを知って興味を持ったのがきっかけです。

delyを選んだ決定的な理由

私がこの会社に決めた一番の理由は、事業内容も魅力的でしたが、それ以上に会社全体に流れるカルチャーに「ここだ!」と感じたからです。

就活中、ずっと考えていたことがありました。
それは、「現場のエンジニアだけが『良いものを作ろう!』と盛り上がっても、その熱量が経営層にまで伝わっていないと、いつかその火は消えてしまう」ということです。それって会社にとっても、個人にとっても不幸を招く可能性があると思いませんか?

だから、選考では「カルチャーが自分に合うか」をすごく大切にしていました。

面接でお会いした社員さんや役員の方々と話すうちに、その心配は「この会社なら大丈夫だ」という期待に変わっていきました。
特に印象的だったのは、成功した話だけでなく、失敗した話もオープンに語ってくれたこと。失敗を次に活かそうという雰囲気(GRITの精神)や、役職なんて関係なく誰もが主体的に周りを巻き込んでいくスタイルが、綺麗事じゃなく本当に根付いているんだと肌で感じられました。

そして、とどめの一言が「今がまさに会社の転換点。これからどうなるか、誰も予測できない」でした。このカオスだけど面白そうな変化のど真ん中に飛び込んで、そのプロセスを当事者として楽しめることに、たまらなくワクワクしたのが最終的な決め手です。

インターン概要

期間

2025年3月〜現在(継続中)

配属先

クラシルリワード Androidチーム

稼働頻度

インターン期間中は基本的に週2回(フルリモート)、学校の方が長期休みの場合は週3回(フル出社)
※正社員のエンジニアは、週3回出社、2回リモートの勤務形態となっています

勤務形態

リモート・出社の選択が自由で、稼働時間も柔軟に対応可能です!

業務内容

入社後はまず基本的なオンボーディングがあり、その後、実践的なタスクを通じて業務に慣れていく流れでした。
最初は主にAndroidアプリの内部構造(アーキテクチャ、開発環境、レイヤーごとの責務など)を理解するためのタスクが渡され、徐々に難易度の高い課題へとステップアップしていく構成になっていました。

クラシルリワードで、私が任せてもらったタスクもいくつか紹介させて頂きます。
https://www.rewards.kurashiru.com/

おみくじ後のお得案件訴求画面

今回、iOSで先行実装されていた「クラシルリワード」のおみくじ後のお得案件訴求画面を、Androidで新規に実装するタスクを担当しました。


1日1回限定で表示される、おみくじ後のお得案件訴求画面

この機能はAndroidにはまだ無かったため、クラシルリワードのアーキテクチャに沿って、Data層からUI層までを一気通貫して担当させていただきました。

私自身、ここまで大規模で仕組み化されたプロダクトでの開発は初めての経験で、アーキテクチャのキャッチアップと実装を並行して進めたため、正直なところ時間はかかりました。

こちらの実装時の難点としてdata層から取り組んでおり、データのコンバートやUnitテストの記述方法や1日1回表示の制御などそれぞれのドメイン知識がなかったので手こずりました。

しかし、delyのAndroid・iOSエンジニアの方々にいつでも気軽に質問できる雰囲気作りがあったおかげで、大きな手戻りもなく、安心して開発を進めることができました。

お得タブへの初回訪問時のお得案件紹介画面

こちらもiOS先行で実装されていたので、Android新規に作成することになりました。

お得タブへの初回訪問時のお得案件紹介画面

こちらの画面はお得タブへの初回訪問時のお得案件紹介画面になります。
元々初回お得タブへの初回訪問時にポップする画面自体はあったのですが、今回そちらの画面に修正を加えてこちらの画面に差し替えるタスクになっています。

元々ある部分の修正、追加になるため、既存のUIの動きに影響が無いかなど気にかける動きにも対応が必要であり前とは違った経験がありました。

難点としては、UI作成時にすでに実装されているデザインシステムを利用する事もあり、デザイナーさんが提示したUIと違っていたり、iOSと動きが違っていたりとプロジェクトマネージャーさんやiOSエンジニアさん、デザイナーさんとのコミュニケーションが多くなるタスクになりました。

移動CM視聴後画面

このタスクでは、既存の「移動ボトルのコイン獲得」に、先日実装した「1日1回限定のお得案件訴求画面」を組み込みをするというものでした。

具体的な動作としては、ホーム画面上部の移動ボトルが1つ以上満タンになった後、ユーザーが 「CMを視聴してコインを獲得」を選択した場合にのみ、1日1回のみお得案件訴求画面が表示されるようになります。

ホーム画面 移動でコイン獲得 1日1回表示のお得案件訴求画面

このタスクは、以前私が作成した画面コンポーネントを別の画面で再利用する、というものでした。

コンポーネントの再利用自体はスムーズでしたが、組み込み先の画面は他の画面よりも処理が複雑に絡み合っており、既存ロジックの読解に多くの時間を要しました。

それ以上に大きな学びとなったのは、以前自分が作成したコンポーネント自体の課題に気づけたことです。

当初は「おみくじ後のお得案件訴求画面」のように特定の機能に紐づいた命名をしており、また再利用を前提とした設計になっていなかったため、可読性や汎用性の面で改善の余地がありました。

この経験を通じ、たとえ目先の要件になくても、将来的な再利用性やメンテナンス性を見越してコンポーネントを設計することの重要性を再認識できました。

インターンを振り返ってみて

新しい発見

インターンを始めて約5ヶ月、常に新しい課題と向き合う中で、私なりの成長への近道を見つけました。それは、どんなことであっても 「なぜそうなっているのか?」を徹底的に突き詰める ことです。

例えば、クラシルリワードのアーキテクチャも、ただ「こういうものだ」と受け入れるだけでは、その真価は理解できません。

この探求は、時に「車輪の再発明」と見なされ、非効率だと捉えられがちです。
しかし私は、先人たちの思考を追体験し、「今もこれがベストなのか?」と自問するプロセスこそが、本質的な理解に繋がると考えています。

表面的な知識だけでは得られない、根本からの深い理解があって初めて、次の改善や新しい価値創造へと進むことができるのだと、今回のインターンで気づかせてもらいました。

これからしていきたいこと

このインターンを通じて、技術力はもちろん、エンジニアとしての向き合い方が大きく変わったと感じています。

delyは、今まさに事業の転換期にあり、ここからさらに大きく成長すると確信しています。一方で、プロダクトの成長に比べて、それを支えるエンジニアリング組織の魅力は、まだ世の中に伝えきれていない、大きな 「伸びしろ」 だと感じています。

だからこそ、これからは 「delyには、他社では味わえない技術的な挑戦と面白さがある」 という魅力を、私自身の言葉でエンジニアの皆さんに伝えていきたいです。

プロダクトの魅力だけでなく、その裏側にあるエンジニアリングの価値を発信することで、会社の成長に技術広報の面からも貢献していきたいと考えています。

終わりに

delyには、内定者インターンであっても挑戦を歓迎し、後押ししてくれる文化があります。
この恵まれた環境を活かし、これからもプロダクトと自身の成長のために、たくさんの挑戦を続けていきたいと思います!!!

あと、これからiOSからAndroidに乗り換え予定なので、おすすめの端末などあればX(Twitter)のDMなどで教えてくれるとありがたいです!🫶

この記事を読んで、delyという会社や、その中での挑戦に少しでも興味を持っていただけたらとても嬉しいです!

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