PyCon JP 2025で登壇してきました!
こんにちは!
株式会社DeltaXでエンジニアをしているk-kamijoです。PyCon JP 2025に参加&登壇してきましたので、そのレポートをお送りします。
PyCon JP 2025の概要
PyCon JPは、日本最大のPythonコミュニティイベントで、国際的なカンファレンスです。
今年は、2025年9月26-27日に広島で行われました。
会場の広島国際会議場
私の発表
トーク内容
Python製RDBMSで理解する、データベースのピース 〜コードのステップ実行とヘックスビューアーで内部動作を追ってみよう〜というタイトルで、トークしました。

具体的には、Pythonで自作したRDBMS「KeiPyDB」を題材に、SQL文が実行される際に、RDBMS内部でどのような処理が行われるかをステップバイステップで追い、バイナリファイルの中身をヘックスビューアーで確認することで、RDBMSに共通する基本構成とデータの永続化の仕組みを確認する内容です。
感想
みんな仲間!
私はもともと目立つことが嫌いで、人前に立つと緊張しやすい性格なので、ステージ上でガタガタ震えてちゃんと話せなくなるかもと心配していましたが、不思議なほど緊張せずに話せました。会場にいるのは、みんなPythonの仲間だと感じられる、温かい空気があったからだと思います。
開始が1分遅れてしまった
トラブルでスライドが動かなくなり、開始が1分遅れました。朝イチの確認でも、直前の確認でも上手くいっていたのに、いざステージに立ったらスライドが動かなくなったので、とても焦りました。
事前に3段階のフォールバックプランを用意して、予定では一番安全な、練習でも失敗したことがない方法でスライド投影しようと思っていました。しかし、本番では思い通りに動かず、急遽2番目のプランでスライド投影することにしました。3つ目のプランはPDFを使用するプランで、アニメーションも効かない最終手段でしたので、それを使わずに済んで、遅延も1分で済んで、リカバリができたという点では良かったかなと思います。
スピーカーになって初めてわかったこと
スピーカーだって、話しかけてもらえると嬉しい
これまでは「私なんかがスピーカーに話しかけたら申し訳ない」「スピーカーはもっと技術力が高い人と話をしたいだろう」と思って、スピーカーに話しかけることを躊躇していました。
しかし、実際にスピーカーになってみると、全く違う景色が見えました。技術的な質問はもちろん、「どんな発表するんですか?」「トークを聞けなかったけど、どんな内容ですか?」といった素朴な質問も嬉しかったですし、
自分のトークと同じ時間帯の別のトークを聞きに行っていたと言われても、むしろ「その話、私も聞きたかったんです。どんな内容でしたか?」と聞けるので、嫌な気持ちにもなりませんでした。
これからは、他のスピーカーに遠慮せずに話しかけようと思いました。
他のスピーカーのトークへの理解が深まる
今回、30分のトークのために70枚のスライドを作成しました。これまで、LTなどでトークすることはありましたが、それとは要求される質も量も訳が違いました。構成を考えたり、図をイチから作ったり、何度も修正を重ねました。そうして悩みながら作り上げたことで、他のスピーカーのプレゼンを見る目が変わりました。「ここはきっと説明の流れで悩んだだろうな」「この図解にはかなり時間をかけたはず」
など、トークする側の視座を手に入れたことで、他の人のトークを深く理解できるようになったと感じています。
これまで以上に仕事も頑張らないといけない
発表が終わって、安堵感に浸っていた時、はっと気づいてしまいました。
「PyConでの登壇経験があるにも関わらず、実務で成果を出せない人」と思われることの恐ろしさに。登壇前で緊張していた時より青くなりました。仕事も頑張らないといけません。
私の100日チャレンジ
大塚あみさんのキーノート
2日目のキーノートスピーカーである大塚あみさんの「#100日チャレンジ」に関するトークは、継続の力を改めて認識させてくれました。決めたことを100日間やり抜く。シンプルでありながら、実行することの困難さを誰もが知っています。しかし、その困難を乗り越えることで、自分の世界が変わることを大塚さんは示してくださいました。
英語の学習をしよう
Official Partyでは、いろいろな国の方と英語でお話しできました。といっても、聞き取る方は多少なんとかなったのですが、話す方は5歳児レベルの英語しか話せず、もどかしい思いをしました。なので、英語の学習を継続することで、自分の世界を変えたいと思っています。そうすれば、他国開催のPyConにも行けるし、登壇だってできます。
PyCon JP 2026
来年のPyCon JP 2026も広島で開催されるとのこと。来年はどんな形で参加できるか、今から楽しみです。
最後に
自分のトークの事で頭がいっぱいで、あまりスポンサーブースを回ったりはできませんでしたが、大塚あみさんと技術書の翻訳をされている鈴木駿さんのサインをいただいてきました。

素晴らしいイベントでトークできて、本当に楽しかったです。
運営スタッフの皆さん、参加された皆さん、応援してくださった会社の皆さん、ありがとうございました。
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