ネットワーク疑問

WindowsのタスクマネージャーでWi-Fiのみ接続しているにもかかわらず、イーサーネットの通信が表示される理由はいくつか考えられます:
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仮想イーサーネットアダプタ:VPNソフトウェア、仮想マシン、またはモバイルホットスポット機能などが仮想イーサーネットアダプタを作成していることがあります。これらは物理的な接続がなくても通信統計をタスクマネージャーに報告します。
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ループバックアダプタ:内部ループバックアダプタが「イーサーネット」として表示されることがあります。これはローカルネットワーク通信用のものです。
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無効化されたアダプタ:物理的に接続されていないか、無効化されたイーサーネットアダプタでも、Windowsがそのアダプタの統計情報を引き続き表示することがあります。
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ハイパーバイザーの仮想スイッチ:Hyper-VやVMwareなどの仮想化ソフトウェアが作成した仮想スイッチが「イーサーネット」として表示されることがあります。
確認するには、「ネットワーク接続」の詳細を調べるとよいでしょう:
- コントロールパネル > ネットワークとインターネット > ネットワーク接続を開く
- そこに表示されているすべてのネットワークアダプタを確認する
これにより、タスクマネージャーに表示されているイーサーネット接続の正体を特定できるはずです。

はい、GlobalProtectはVPNソフトウェアであり、仮想イーサーネットアダプタを使用しています。これがタスクマネージャーでイーサーネット通信として表示される理由です。
GlobalProtectの仕組み(仮想イーサーネットの観点から)
GlobalProtectが仮想イーサーネットを使用する仕組みを簡単に説明します:
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仮想ネットワークアダプタの作成:
GlobalProtectをインストールすると、Windowsに仮想イーサーネットアダプタが作成されます。これは物理的なネットワークカードのように動作しますが、実際にはソフトウェアで実装されています。 -
トンネリング処理:
- あなたのコンピュータから出ていくデータはすべて、この仮想アダプタを通過します
- データは暗号化され、実際のWi-Fi接続を通じて企業のVPNサーバーに送信されます
- サーバー側で復号化され、目的の宛先に転送されます
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二重のネットワークパス:
- 通常のインターネット通信:Wi-Fiアダプタ → インターネット
- VPN通信:仮想イーサーネットアダプタ → Wi-Fiアダプタ → VPNサーバー → インターネット
これが、Wi-Fi接続しか使っていないのにタスクマネージャーにイーサーネット通信が表示される理由です。実際のデータはWi-Fiを通じて送受信されていますが、Windowsの観点からは、アプリケーションの一部は仮想イーサーネットアダプタと通信していることになります。
ネットワーク接続の一覧を確認すると、「GlobalProtect」や「Palo Alto Networks」という名前の仮想アダプタが表示されるはずです。
