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【例えで学ぶネットワーク #4】ルーターとスイッチを“宅配と仕分け”で考えてみた
📦 「ルーターとスイッチって、結局何が違うの?」
ネットワーク初心者のころ、
職場の配線図を見てこう思いました。
「ルーター?スイッチ?…見た目も四角いし、似てない?」
「コンセント増やしてくれる便利な箱、みたいな…?」
でも仕組みを理解してみると、
このふたりは “宅配ルート”と“仕分けスタッフ”みたいな関係 だと気づいたんです。
🚚 ざっくり違いをたとえると…
役割 | 実世界のたとえ | 担当しているレイヤー |
---|---|---|
ルーター | 配送業者(宅配便) | OSI第3層(ネットワーク層) |
スイッチ | 仕分け係(物流センターのスタッフ) | OSI第2層(データリンク層) |
🛣 ルーター = “道路をまたいで宅配”してくれる人
- 例:「東京 → 大阪」など異なるネットワーク間の橋渡し
- IPアドレスを見て、「これは別のエリアだな」とルート選択
- インターネットと接続するのもルーターの仕事
💡たとえ:
クロネコヤマトのトラック。町を超えて荷物を届ける存在!
🏢 スイッチ = 同じ町内で“誰に渡すか”を判断する人
- 例:「192.168.1.3 → 192.168.1.10」みたいな同じネットワーク内通信
- MACアドレスを使って宛先を見て仕分ける
- 必要な相手だけにデータを渡す「頭のいい配線ターミナル」
💡たとえ:
物流センターの仕分け係。「この荷物は棚Cに!こっちはDに!」と振り分ける人。
🔁 ハブとの違いもついでに整理!
装置 | 動作のイメージ | 賢さ度 |
---|---|---|
ハブ | 全員に「おーい誰かー!」って投げる | 🥔ジャガイモ級 |
スイッチ | 「あ、あなた宛てね」ってピンポイントで届ける | 🧠かしこい |
ルーター | 「町外れに届ける?この道通ってこ!」と案内する | 🧠💼 さらに賢い |
🛠 まとめ:ルーターとスイッチの“仕分けパワー”の違い
- スイッチ → 同じ町内でのやりとり担当(LAN内)
- ルーター → 町と町をつなぐ移動担当(LANとWANを結ぶ)
- ハブ → 何も考えず全員にばら撒く“昭和の拡声器”スタイル(※もうほぼ使われない)
🎯 おわりに
「ルーターとスイッチ」って言葉だけでは似てるけど、
役割をたとえで見ると 「スイッチ=仕分け」「ルーター=運送業者」 という構図がハッキリしてきます。
次に自宅のルーターやスイッチを見るとき、
「この人たち、それぞれ誰に届けてくれてるんだっけ?」とイメージできたらバッチリです🚛💨
▶️ 次回:【#5】ARPとMACアドレスを“手紙と名札”でたとえてみた(予定)
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