AWSの円払い時の為替レートについて
AWSと為替
AWSをお使いの皆様、円安に喘いでいますでしょうか。
ドルで支払い計算される海外クラウドサービスでは、ドル円の為替の影響を強く受けます。
昨今の急激な為替変動により、急激なコスト高に見舞われる事態になっています。
しかし、7月は大きく円高になりました。
(三菱UFJ銀行 外国為替相場チャート表より引用)
これでようやくクラウド料金が安くなると思いきや......
AWS 7月請求の為替レート
1 USD = 159.1343704361 JPY
......あれ?🤔
ということでAWSの円払い時の為替レートについて詳しく調べました。
まずサイトを見てみましょう。
>請求書に適用されるレートは、請求書作成時に有効なレート
と書いてありますが、この記述は誤っています。
こちらはサポートに連絡し、誤っていることを確認しました。後日修正される旨の回答もいただきました。
2024/9/29追記
修正されていました。
また、為替レートの計算方法は非開示であるという返答をいただきました。
円払いとドル払い どちらの方がお得なのか?
さて、企業ではもちろん、個人でもクラウド料金は高額になりがちです。なので、少しでも安く払いたいという気持ちがあるでしょう。
そこで、為替レートの計算方法は非開示ですがある程度の予測をしてみます。
以下はドル円の金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレートの仲値と、今年の私のAWSでの為替レートをまとめた表です。
仲値は七十七銀行の値を引用します。
以下が年間レートのグラフです。
おおよそですが月中平均+1.5円ほどでしょうか。月中最高や月中最低はあまり関係がないように見えます。
ではドルで払うべきでしょうか?
VISAでは、VISA仲値*海外事務手数料(2~3%)がかかります。
150円の場合153円なので+3円程度と考えると、総合的にはAWSの方が安いと言えるでしょうか。
もちろん7月のような月の後半に円高が進むような場合はドル払いの方がいいですが......
まとめ
AWSの円払い時の為替レートは非開示
おおよそ月中平均+1.5円ほどのレートが使用される
平均的には円払いにしたほうが安い
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