【Oracle】強制ロギングの設定値について（v$database,dba_tablespaces）

1. 強制ロギングの設定値は2種類存在する

Oracleの強制ロギング（force logging）の設定には、①データベースに対する設定と②個々の表領域に対する設定の2種類があります。

• 設定が記載されているビュー
  • データベースに対する設定 → v$database
  • 個々の表領域に対する設定 → dba_tablespaces

2種類あると、どちらの設定が適用されるのか気になりますが、調べたところ以下の通りでした。

• データベースに対して強制ロギングがYES（有効）の場合、個々の表領域よりもデータベースに対する設定が優先されます。
• データベースに対して強制ロギングがNO（無効）の場合、個々の表領域の設定が適用されます。

2. 19cのデフォルトを確認

19cの構築後に、強制ロギングの設定を確認してみました。

[oracle@ol79n23 ~]$ sqlplus / as sysdba

SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on 水 3月 20 22:47:05 2024
Version 19.3.0.0.0

Copyright (c) 1982, 2019, Oracle.  All rights reserved.



Oracle Database 19c Enterprise Edition Release 19.0.0.0.0 - Production
Version 19.3.0.0.0
に接続されました。
SQL> SELECT force_logging FROM v$database;

FORCE_LOGGING
---------------------------------------
NO

SQL>
SQL> SELECT tablespace_name, force_logging FROM dba_tablespaces;

TABLESPACE_NAME                FOR
------------------------------ ---
SYSTEM                         YES
SYSAUX                         YES
UNDOTBS1                       NO
TEMP                           NO
USERS                          NO

SQL>

データベースに対しては、強制ロギングがNOになっていますが、SYSTEM/SYSAUX表領域に対して、強制ロギングが設定されていることが分かります。