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【RHEL9/Linux】rootでSSH接続できない場合の対処法(VirtualBox)
1. 事象
先日VirtualBoxで仮想マシンを作成し、RHEL9.4をインストールしました。
その後、TeraTermを使用しrootユーザーでSSH接続しようとしたところ、なぜか失敗しました。
異なるRHELのバージョンや、Oracle Linuxをインストールする際には発生しない事象でした。
対処方法を備忘録としてまとめます。
2. 対処方法
2-1. /etc/ssh/sshd_config に「PermitRootLogin yes」を記述
既に「#PermitRootLogin prohibit-password」の記載があるため、viを使用し、①「#」を外してコメントアウトをなくした上で、②値を「yes」に変更します。
編集前:
#PermitRootLogin prohibit-password
編集後:
PermitRootLogin yes
2-2. SSHデーモン(sshd)を再起動する
[root@rhel94 ssh]# service sshd restart
Redirecting to /bin/systemctl restart sshd.service
2-3. rootユーザーでSSH接続できます
※ホスト名が「RHEL88」なのは、私のミスです...。ややこしいですが、この環境はRHEL9.4です。
備考
2-1. 2-2. の作業は、Virtual BoxのGUI内のTerminalから実施しています。
※VM名が「RHEL8.8」なのもミスです...すみません。
Discussion
rootユーザーはフル権限を持つユーザーです。無効化されているrootユーザーをあえて使うように設定変更をしてまで使うのはお勧めしません。
また、いちおう過去のバージョンとの互換性でserviceコマンドは使えますし実行すると自動的にリダイレクトはされますが、systemctlコマンドを使うようにした方が良いと思います。