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AWSのサポート切れプラットフォームを利用し続けたらSEOに悪影響を与えた
環境
- AWS(Elastic Beanstalk)
- プラットフォーム(問題発生中): Multi-container Docker running on 64bit Amazon Linux(Retired)
- プラットフォーム(解決後): ECS running on 64bit Amazon Linux 2(Supported)
問題
- ある日を堺に、現在公開中のWebサイトに不良URLが大量発生した(下の画像は解決後に撮影)
- 不良の原因はページ速度の低下
- 実際体感としても該当ページを開こうとすると3,4秒かかり、遅いと感じる。
LCPとは
LCPとはLargest Contentful Paintの略で、「ページの表示速度」や「読み込み時間」を示す指標です。
直訳すると「最大コンテンツの描画」となり、正確にはそのページにおける最もサイズの大きなコンテンツの読み込みにかかる時間が問題となります。SEOにおけるLCPの重要性を理解するためには、Core Web Vitalsを知らなければなりません。
Core Web Vitalsは2021年6月中旬以降ランキング要因に追加される指標で、サイトの健全性を示すWeb Vitalsという指標の中でも特に重要とされるものです。
Core Web Vitalsを構成する要因は3つあり、「FID(インタラクティブ性)」と「CLS(ページコンテンツの視聴的安全性)」、そしてまさにLCPがここに含まれます。
したがって、LCPは今後ユーザーファーストなコンテンツを作成する上で欠かせない視点となってきます。
LCPの評価基準は下図の通り明確です。2.5秒以内であれば「GOOD」、4.0秒以上だと「POOR」と評価され、その間は改善の必要性ありと判断されます。LCPの測定方法については次の見出しで解説していきます。
参考: https://gmotech.jp/semlabo/seo/blog/corewebvitals_lcp/
原因究明過程
- Page Speed Insightの状態
- 上の画像の通り諸々問題があるが(AWSと関係なくアプリケーションコードにも)中でも「サーバーの最初の応答時間を速くしてください」という項目が顕著
- 「サーバーの最初の応答時間を速くしてください」以外の様々な改善をアプリケーションコードに対して行ったが(画像の遅延読み込みや不使用css, jsの削除など)を行ったが状況は根本解決せず
- AWSでElastic Beanstalkに接続しているデータベースサービスのRDSを疑ったが、CPU使用率、空きストレージ容量、使用可能メモリなども問題がなかった
解決
- AWSの使用中プラットフォームを、推奨バージョンにアップグレードしたら「サーバーの応答時間を速くしてください」がもともとの値から1.5sくらい高速になった。
↓もとのAWSの状態
- AWSから1年以上前くらいにメールでアップグレードを推奨されていたが、重い腰が上がらず動いていなかったが、このようなところに弊害がでることがわかったので、今後はサボらずアップグレードしていきたい
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