💡誰でもビジネスアイデアを生み出せるツールを作った
はじめに
フリーランスでエンジニアをしている傍ら、新規事業の種探しをしたいと思い、【人間の欲求】 × 【ビジネス領域】 からアイデアを生み出すツール PIRAMEKI (ピラメキ) を開発しました。
またの名をビジネス大喜利とも名付けたいと思います。
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リリースしたアプリ
ビジネスと欲求?
エンジニアを始めて早2年、そろそろ自分のサービスを作ってみたりしたいなあと起業に興味を持ち始めた私は、書店に行って新規事業の立ち上げ方や起業の仕方などの書籍を手に取って読み漁りました。よく書いてあったのは、「事業アイデアは身の周りに転がっている」というものでしたが、そうはいってもなかなか思いつかねえから苦労してんだこっちは、と怒りを募らせていました。
そんな中、たまたま松本健太郎さんの著書「人は悪魔に熱狂する」という本を手に取って読み進めていたところ、マクドナルドがサラダマックという新商品を出して大失敗したというエピソードが紹介されていました。詳しくは読んでいただきたいのですが、簡単にいうとマクドナルドに求めていることは、健康的になりたいということではなくジャンキーな不健康なものを食べたいという「欲求」を満たすことだというのです。つまり、ビジネスでは人々の欲求にフォーカスすることで成功確率が上がることを示唆しています。
開発経緯
欲求と言えば、かの有名なアブラハム・マズロー先生の欲求5段階説が頭に浮かびます。欲求5段階説とは、人間の欲求が 生理的欲求 > 安全欲求 > 社会的欲求 > 承認欲求 > 自己実現欲求 の順に成り立っているという説であり、実際にこれをマーケティングツールとして利用している人や企業も多いようです。
よし、安全欲求を満たすビジネスを始めよう!と意気込みましたが、何の安全?となってしまい解像度が低すぎて何をやればいいのか全く思いつきません。そこで、より欲求についてより詳細に深掘りをした例を探したところ、ヘンリー・マレー先生の欲求リストというものを見つけました。このリストは人間の欲求を100種類近くに分類しており、非常に解像度の高いものとなっていました。
よし、欲求を一つ一つ勉強していこう!と意気込みましたが、何これ多すぎて一個一個見るのしんど。ってなってしまったため、ビジネス領域と欲求を自動生成する機能をアプリ化してしまおう!というのがこのアプリのきっかけです。
アプリの紹介
アプリを開くと、マレーの欲求リストとビジネス領域がカード形式で自動的に出てきます。ビジネス領域はエンジニアに限らず非常に幅広い領域を網羅しているので、アイデアが思いつかなかったらどんどん次に飛ばして行って構いません。個人的には5~10秒考えて全くアイデアが出なければ、さっさと次に行ったほうがいいと思います。
やってみるとわかるのですが半分以上大喜利です。真面目に考えるのもよし、ふざけるのもよし、自由に使って自由に楽しんでください。
アイデアを思いついたらテキストボックスに入力していただければ、履歴として下に増えていきます。リロードするとデータが消えてしまうのでご注意ください。もしデータを残したい場合には、twitterに投稿するボタンがありますので、そちらからTweetしていただければログがわりになります。
アプリ開発を振り返って
普段の仕事ではデザイナーやビジネス側から降りてきた要件を実装するのがメインです。なので今回のアプリは、プロジェクトの最初から最後までを小さくてもいいから全てきっちりやってみようという気持ちがありました。なので、デザインを一から勉強したり、inkspaceに入門してロゴを一から作ってみたりなど、今までやったことないことがてんこ盛りでとても楽しかったです。(みんな使ってくれたら嬉しいな! 意見やコメントもお待ちしております!)
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