🆎

http_proxyは大文字か小文字か

2024/08/04に公開

Linuxで環境変数http_proxyhttps_proxyno_proxyを設定するとき、大文字と小文字のどちらを使用すべきでしょうか?

小文字または両方とすべき

正確な答えは「場合による」ですが、基本的には小文字だけで問題ありません

ごくまれに大文字にしか対応していないツールがあるそうですので、念のため小文字と大文字の両方を設定しておくと安心です

export http_proxy=http://proxy.example.com:8080
export https_proxy=http://proxy.example.com:8080
export no_proxy=example.com
export HTTP_PROXY=$http_proxy
export HTTPS_PROXY=$https_proxy
export NO_PROXY=$no_proxy

大文字はサポートされていない例が目立つ

プロキシに関する環境変数については、大文字と小文字に決まりはありません。大文字と小文字の環境変数のどちらが使用されるかは、ツールの実装に依存しています。

基本的には、大文字・小文字のどちらも使えるように実装されていることが多いです。

しかし、大文字は主要なツールでもサポートされていないことがあります。代表的な例では、curlはセキュリティ上の理由からHTTP_PROXYをサポートしておらず、wgetHTTP_PROXYHTTPS_PROXYNO_PROXYのいずれもサポートしていません。

したがって、大文字だけを設定しておくパターンは避けるべきでしょう。

参考

https://about.gitlab.com/blog/2021/01/27/we-need-to-talk-no-proxy/

よくまとめられており、一読の価値ありです。

Discussion