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http_proxyは大文字か小文字か
Linuxで環境変数http_proxy
、https_proxy
、no_proxy
を設定するとき、大文字と小文字のどちらを使用すべきでしょうか?
小文字または両方とすべき
正確な答えは「場合による」ですが、基本的には小文字だけで問題ありません。
ごくまれに大文字にしか対応していないツールがあるそうですので、念のため小文字と大文字の両方を設定しておくと安心です。
export http_proxy=http://proxy.example.com:8080
export https_proxy=http://proxy.example.com:8080
export no_proxy=example.com
export HTTP_PROXY=$http_proxy
export HTTPS_PROXY=$https_proxy
export NO_PROXY=$no_proxy
大文字はサポートされていない例が目立つ
プロキシに関する環境変数については、大文字と小文字に決まりはありません。大文字と小文字の環境変数のどちらが使用されるかは、ツールの実装に依存しています。
基本的には、大文字・小文字のどちらも使えるように実装されていることが多いです。
しかし、大文字は主要なツールでもサポートされていないことがあります。代表的な例では、curl
はセキュリティ上の理由からHTTP_PROXY
をサポートしておらず、wget
はHTTP_PROXY
、HTTPS_PROXY
、NO_PROXY
のいずれもサポートしていません。
したがって、大文字だけを設定しておくパターンは避けるべきでしょう。
参考
よくまとめられており、一読の価値ありです。
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