M1 macで Julia1.8.1+Wolfram Engine13.1.0
はじめに
juliaのv1.8.1が2022年9月6日に出ました!Wolfram Engineを確認してみるとv13.1.0だったので,こちらもインストールして確認してみようと思います。Julia v1.8.0からmacOS ARM (M-series Processor)に対応したものがでています。Wolfram Engineはv13.0.0を使っていたのですが,コチラも新しいものを使ってみたいと思います。
julia v1.8.1のインストール
Macなのでダウンロードして,アプリケーションのフォルダにドラッグして完了です。(簡単!)
その後,REPLで立ち上げてpkgモードでadd IJulia
としてJupyter notebookで利用できるようにします。私はVSCodeで利用しています。
ちゃんとJulia 1.8.1が表示されました!
Wolfram Engine13.1.0のインストール
まず,先ほどのサイトからダウンロードします。
その後,インストールになります。インストールの感じが前と違うような気がします...
アプリケーションフォルダにドラッグすると,前のバージョンと置き換えていいか聞かれる。置き換えることにします。wolframScript
もインストールしました。
無事にWolfram Engine13.1.0は起動しました。
表示を見るとWolfram Language 13.1.0 Engine for Mac OS X ARM (64-bit)
となっています。M1 macに対応しているように思えます。
VSCode内の.ipynbファイルでJulia上でWolfram Engineを使う。
以前,Engine13.0.0を使っていたので,特に何か変更することはなさそうです。
初めてJupyter notebookでWolfram Engineを利用するときは次のサイトを参考にしました。
Method 2を利用して設定しました。
初めてJuliaでWolfram Engineを利用する方は,次のサイトが参考になると思います。
利用例
Twitterで面白そうな連立方程式があったので,解いてみました。
まずはjulia上での利用するパッケージを読み込む
2つのパッケージを読み込みます。
using MathLink,MathLinkExtras
グレブナー基底を調べてみる
W`GroebnerBasis[{2x^2-7x y+y^2-3x-5y-9,x^2-4x y-y^2-2x-6y-3},{x,y}]`
W`Solve[20y^4+80y^3+51y^2-58y==0,y]`
連立方程式として解いてみる
W`Solve[{2x^2-7x y+y^2-3x-5y-9==0,x^2-4x y-y^2-2x-6y-3==0},{x,y}]`
グラフを描いてみる
weval(W`ContourPlot[{2x^2-7x y+y^2-3x-5y-9==0,x^2-4x y-y^2-2x-6y-3==0},{x,-7,7},{y,-7,7}]`)
まとめ
jupyter notebook上でWolfram Engineを動かしても,Julia上でWolfram Engineを動かしても,どちらもいい感じです!
Discussion