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Apple SiliconのMacにCocoaPodsを導入してみる(2023/02/23改訂)
M1Macに買い替えて、久しぶりにSwift開発を行なっていたところ、CocoaPodsの導入に詰まりました。
今回は私が行った対処法と合わせて、Cocoapodsのインストール方法をご紹介します。
前提条件
- Apple Silicon搭載のMac(M1で動作確認済)
- Rosettaは使用しない。
-
Macにデフォルトでインストールされているrubyを使用。(rbenv不要)
→デフォルトのrubyでエラーが出たので、rbenvでrubyをインストールします。 - Homebrewをインストール済み。
- CocoaPodsを使用する予定のプロジェクトをXcodeにて作成済み。
インストール手順
rbenv, ruby, 依存ライブラリをインストール
ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。
brew install rbenv ruby-build libyaml
現在の最新安定版のrubyをインストールします。
確認(2023/02/23時点: 3.2.1)
インストール
rbenv install 3.2.1
グローバルに設定
rbenv global 3.2.1
zprofileに以下を追記
# Set rbenv
[[ -d ~/.rbenv ]] && \
export PATH=${HOME}/.rbenv/bin:${PATH} && \
eval "$(rbenv init -)"
sourceコマンドで反映
source ~/.zprofile
CocoaPodsをインストール
以下のコマンドを実行します。
sudo gem install cocoapods
ポイント:arch -x86_64の記述を忘れずに!
次に、以下のコマンドを実行します。
pod setup
Setup completed
と表示されていれば成功です。
Podfileを作成
ライブラリを導入したいXcodeプロジェクトのフォルダを、ターミナルで開きます。
(ターミナルの使い方がイマイチという方は、以下の記事を参考にしてみてください。)
プロジェクトファイルまで移動したら、以下のコマンドを実行します。
pod init
プロジェクトファイル内にPodfile
が生成されます。
使用するライブラリを導入
Podfileを開き、編集します。(Vimを推奨)
今回私は、Firebaseを使いたいので以下のように記述しました。
1 # Uncomment the next line to define a global platform for your project
2 # platform :ios, '9.0'
3 platform :ios, ‘10.0’
4
5 target 'CloudShift' do
6 # Comment the next line if you don't want to use dynamic frameworks
7 use_frameworks!
8 pod 'Firebase/Analytics'
9 pod 'Firebase/Auth'
10 pod 'Firebase/Firestore'
11
12 # Pods for CloudShift
13
14 end
Podfileの編集を終えたら、以下のコマンドを実行します。
pod install
ポイント:arch -x86_64の記述を忘れずに!
場合によっては少し時間がかかります。
さいごに
インストールコマンドを実行する際にarch -x86_64
を付けるということを覚えておいていただければ、問題なく導入できるかと思います。(2021/11/10現在)
今後のアップデートでネイティブ対応されるかと思いますので、しばらくはこの方法で、Intelモジュールを使用してインストールしましょう。
こちらの記事を参考にして、改訂しました。
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