🙄

Node.jsを初めて学ぶ人が覚えるべきこと

2023/03/05に公開

Node.jsを初めて学ぶ人が覚えるべきこと

Node.jsは、サーバーサイドでJavaScriptを実行するためのランタイムです。

以下は、Node.jsを初めて学ぶ人が覚えるべきことです。

  • Node.jsのインストールと環境構築
  • JavaScriptの基本的な知識
  • Node.jsのコアモジュール
  • npmパッケージマネージャー
  • コールバック関数と非同期処理
  • モジュールの作成とインポート
  • フレームワークの使用
  • デバッグ
  • 非同期処理の制御
  • セキュリティの考慮

では、それぞれ説明しているので見て行きましょう。

Node.jsのインストールと環境構築

Node.jsをインストールして、環境を構築する手順を以下に示します。

1. Node.jsのダウンロード

まず、公式サイトから、自分のオペレーティングシステム(Windows、macOS、Linux)に合わせたNode.jsをダウンロードします。

2. インストール

ダウンロードしたインストーラを実行し、指示に従ってインストールを進めます。

3. 環境変数の設定

Windowsを利用している場合は、環境変数にNode.jsのパスを追加する必要があります。手順は以下の通りです。

4. システムの詳細設定

コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」をクリックします。

5. Path環境変数を編集する方法

「環境変数」をクリックし、システム環境変数の一覧から「Path」を選択し、「編集」をクリックします。

6. Node.jsのインストール先のパスを追加する方法

「新規」をクリックし、Node.jsのインストール先のパスを入力します。

7. Node.jsのバージョン確認

コマンドプロンプトまたはターミナルで、以下のコマンドを実行して、Node.jsのバージョンを確認してください。

node -v

バージョン番号が表示されれば、Node.jsが正常にインストールされています。

JavaScriptの基本的な知識

Node.jsは、JavaScriptで書かれたサーバーサイドのアプリケーションを実行するためのものです。

そのため、JavaScriptの基本的な知識が必要です。

変数、関数、制御フロー、オブジェクトなどの基本的な構文を理解しておくと、Node.jsの学習がスムーズに進みます。

Node.jsのコアモジュール

Node.jsには、コアモジュールと呼ばれる、すでに組み込まれているモジュールがあります。

例えば、httpモジュールは、HTTPサーバーを作成するために使用されます。

fsモジュールは、ファイルの読み書きをするために使用されます。

これらのモジュールを理解し、使用することがNode.jsの基本です。

npmパッケージマネージャー

npmは、Node.jsのパッケージマネージャーで、開発者が作成したパッケージをインストールし、管理するためのものです。

例えば、Expressと呼ばれるWebアプリケーションフレームワークをインストールするには、npm install expressコマンドを実行します。

npmを使用することで、依存関係を解決し、簡単にパッケージをインストールすることができます。

コールバック関数と非同期処理

Node.jsは、非同期処理をサポートしています。

これは、処理が完了する前に、他の処理を継続できるということを意味します。

非同期処理は、コールバック関数を使用して実現されます。

コールバック関数を理解し、非同期処理を実装することは、Node.jsの開発において非常に重要です。

モジュールの作成とインポート

Node.jsでは、モジュールシステムが組み込まれており、モジュールを作成し、他のファイルからインポートすることができます。

module.exportsオブジェクトを使用して、モジュールをエクスポートし、require関数を使用して、モジュールをインポートします。

これにより、大規模なアプリケーションを作成することができます。

フレームワークの使用

Node.jsでは、多くのWebアプリケーションフレームワークが利用できます。

ExpressやKoaなどのフレームワークを使用することで、Webアプリケーションの開発が簡単になります。

これらのフレームワークを使用することで、ルーティング、ミドルウェア、テンプレートエンジン、セキュリティ機能などが提供されます。

デバッグ

Node.jsアプリケーションのデバッグは、Node.jsの標準デバッガーを使用することができます。

node --inspectフラグを使用して、デバッグ用のポートを開き、Chromeデベロッパーツールなどのブラウザのデバッガーを使用して、デバッグすることができます。

また、Visual Studio CodeなどのIDEもデバッグをサポートしています。

非同期処理の制御

非同期処理の制御には、コールバック関数だけでなく、Promiseやasync/awaitなどの方法があります。

これらを使用することで、非同期処理をより簡単に読みやすく、理解しやすくすることができます。

セキュリティの考慮

Node.jsアプリケーションを開発する場合、セキュリティの考慮が重要です。

Cross-site scripting(XSS)攻撃、SQLインジェクション、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)攻撃などの脆弱性に対処する必要があります。

Node.jsは、Helmetなどのセキュリティフレームワークを使用することで、セキュリティを強化することができます。

Discussion